概要
ブレーキをかけた時、キーキー音が出ること。
原因
リムブレーキパッドがリムに付いたり離れたりを繰返して、可聴の振動(20~20,000Hz)が生じることにより起こる。
リムの汚れ又はブレーキパッドのリムとの接触面の汚れが原因である場合がある。その場合はぼろ布や乾燥タオルで清掃すると、鳴かなくなる。
問題点
耳障りな他、ブレーキ効率を低下させる。特に低周波数の場合は低下が大きい。
対策
ブレーキをかけると、パッドの先端が先にリムと接触し、順次後方が接触し最後に後端が接触するように、パッドをリムに対して傾ける(トウインと言う)と、鳴かなくなることがある。
具体的には、パッド先端が接触したとき、後端はリムから約1mm離れているようにする。言い換えると、ブレーキ開放時には、パッド先端とリムの距離は、パッド後端とリムの距離より約1mm短くする。
パッドとリムは平行に接触するのが原則なので、効果が無ければ元に戻す。