概要
チューブが無く空気を入れる必要のないタイヤ。やや弾みやすい。外観は空気タイヤと変わらないが質感は異なる。
利点
空気を定期的に入れる必要のないこと及びパンクしないこと。
構造
(A)ポリウレタンをタイヤに整形
多くは、ポリウレタンに微小な独立気泡を無数に入れてタイヤに成形している。気泡の容積割合は約80%としている。空気タイヤのリム(クリンチャーリム)が使える形状に作られている。タイヤのビード部はフック状となっており、その中にナイロンなどのビード線が入っている。このフックがリムのフックとかみ合い、タイヤがリムから外れないようにしている。タイヤをリムに装着するには、専用のタイヤレバーが必要。
(B)チューブの代わりにポリウレタン
タイヤのチューブの代わりに微小な独立気泡を無数に入れたポリウレタンを使う。
(C)特殊なケーシング
一般のタイヤのコード(ケーシング)の代わりに、全周両側に渡って鍵穴状の穴を空けて弾力性を持たせたゴムまたは合金のケーシングを使っている。穴から異物が入らないように、薄い側壁で覆っている。チューブは使わない。
踏面模様
トレッドパターンは各種ある。
質量
空気タイヤ(タイヤ+チューブ+ふんどし)と同等または空気タイヤよりやや重い。ただし、携帯空気入れを装備している場合と比較すると全体として軽くなる。
用途
ごく一部の自転車、子供自転車および車椅子には、エアレスタイヤを使っているものがある。