玉軸受において、玉(ボール)に与えられた静的な力または振動力によるレース(軸受の内輪および外輪)のへこみ。
ヘッドセットの玉軸受は一回転せず、左右に少し回すだけなので圧こんを生じやすいが、ごく稀にしか起こらない。特に、潤滑不良かつ与圧が大きすぎ、直線走行でハンドルの動きがないと長時間かけて進行することがある。逆に言えば、グリース潤滑および与圧が適切であれば、圧こんを生じることはない。
圧こんが生じると、ハンドルは円滑には動かなくなる。
圧こんは軸受一般の用語であるので、自転車の軸受にも使われる。