自転車用語 (l)
ラ・トロピカル・アミサ・ボンゴ (La Tropicale Amissa Bongo)

中央アフリカの西海岸にあるガボンで2006年から毎年1月末に行われているロードサイクリングレース。
公式ホームページ
ラビリンス (labyrinth、labyrinth seal)

軸または/および穴の周囲に複数の環状突起(ラビリンス)を設けて、グリースなどの漏れおよび水、ほこりの侵入を防止をする軸封方式。
接触部が無いのが特徴。ハブおよびボトムブラケットなどに使われることがある。
ランプ (lamp、bike lamp)
次の目的で前方を照らす灯火。道路交通法においては前照灯と呼ばれている。
- 自転車の前方通路を照らす。
- 自動車やバイクなどに、自転車の存在を知らせる(自転車事故の多くは、ランプを点灯していない自転車で起きている)。
ランプの照射角は10°~30°。 ロードでは狭角そしてオフロードは広角が向いている。
電球は白熱灯、ハロゲン灯又はHID灯が使われるが、HID灯の寿命が長く、次にハロゲン灯の寿命が長い。電源が電池のランプはLEDが使われることが多い。
「自転車発電ランプ用電球(JIS C7510)」によれば、電圧は6Vそして消費電力は2.4Wおよび3Wの2種類がある。寿命は60h。
ランス アームストロング (Lance Armstrong)

オリンピックに2回出場し、ツール・ド・フランスで7回優勝(1999~2005年)したプロのロード自転車競技者。

ツール・ド・フランスではシマノのデュラエース(Dura Ace)の部品を搭載した自転車で走った。
ツール・ド・フランスにおける最大平均速度は、41.7km/h(2005年)。
1971年、米国テキサス州生まれ。
13歳の時、子供トライアスロンで優勝。
1991年(20歳)、全米素人競技で優勝。
身長177cm。
ラップ (lap)
競技などの走行区間。自転車競技場、コースまたはサーキットなどの1周。区間は複数(例えば、区間1、区間2、区間3など)のこともある。
サイクルコンピュータの中には、区間(ラップ)機能が付いた形もある。スタートからラップボタンを押すまで、又はラップボタンを押して次にラップボタンを押すまでの区間の距離、時間および平均速度などが計測される。
ラップカウンター (lap counter)
サイクルコンピュータにおいて、自転車競技場(トラック)などを周回する時間を計測する機能(カウンター)。 スタートからラップボタンを押すまで、又はラップボタンを押して次にラップボタンを押すまでの区間の距離、時間および平均速度などが計測される。 最大周回数は50回又は99回など。
ラテックス (latex)
ゴムの木の乳液(樹液)。ゴムの木の樹皮を斜め下方に削ると、白い樹液(ラテックス)が出てくる。天然ゴムの原料。合成ゴムの原料液もラテックスと呼ばれる。
天然ゴム製のチューブはラテックスチューブと呼ばれることがある。天然ゴムの比重は約0.92で、合成ゴムであるブチルゴムの比重とほぼ等しい。
反発弾性は良いが、耐寒よび耐候性は良くない。天然ゴムチューブとしての利点はパンクしにくいこと及び走行抵抗が幾分小さいこと。
欠点は気体透過率が大きいため、空気抜けが早いこと及び高価なこと。
ラテックスチューブ (latex tube)
ラテックス(天然ゴム)で作ったチューブ。
利点はパンクしにくいこと及び走行抵抗が幾分小さいこと。欠点は気体透過率が大きいため、空気抜けが早いこと及び高価なこと。
レイヤリング (layering)
下着の重ね着。下着を層(レイヤー)状に着ること。2層の場合は、下着の上に上着を着る。3層の場合は、下着の上に中間着を着て、その上に上着を着る。
積層数は、寒さに応じて変える。始めは寒くとも、ペダル漕ぎ運動による発熱によって丁度良くなる。
熱くなって下着を脱ぐときは、まず上着を脱がなければならず、脱いだ下着を入れるバッグ又はポケットが必要となる。上着を脱いで、ジャージーなどの中間着の後ポケット又はバッグにいれることもある。外気の温度計があると、服装を決めやすい。
LBS (local bicycle shop)
近所または地元(自分の住んでいる地区)の自転車店。
lbs (pounds)
lb(ポンド)の複数形。
LCD (Liquid Crystal Display)
液晶ディスプレイ。ビデオカメラに付けている形がある。サイクルコンピュータのバックライトに使っているメーカーがある。
リーンアングル (lean angle)

垂直面に対する自転車の傾き角。
リーンは主に英国用語で傾きのこと。
コーナリングにおいては、遠心力と釣合を取るため自転車は曲がり方向に傾いている。
参考資料
「コーナリングの傾き」
レコード (Record)
ロードバイクの部品に対するカンパニョーロ社の最上位部品群。正式にはリコードと言い、競技の最高記録という意味。シマノのデュラエースに対応する。
LED (light emitting diode)

発光ダイオード。発光ダイオードで作ったLED灯は、白熱灯に比べ電力消費量は1/10そして寿命は10倍といわれる。
カリフォルニア州は電力不足の年に全ての信号機の電球(白熱灯)をLED灯に取り替えた。
横断歩道の白熱灯の信号機は、直射日光が当たるとどちらが点灯しているの分からないが、LED灯は明確に分かる。
前照灯、尾灯、サイクルコンピュータのバックライト及びバルブライトなどに使われている。
メーカーは、日亜化学工業 、など。
LED電球 (LED bulb)
発光体にLEDを使った電球。口金はE10(外径10mm)であることが多い。ねじ形及び挿入形がある。
前照灯などの光源として使われる。
レフティフォーク (Lefty fork)
Cannondale社が1本足フォークに付けた名称。
レフティは左利きの人のこと。
フォークの左側が1本足となっている。
マウンテンバイクのサスペンションフォークを軽くするために1本足としている。
1999年に市販を始めた。2007年に組立てミスがあったとしてリコールしている。
メーカーは、Cannondale Bicycle 、など。
レッグウォーマー (leg warmer)
防寒のため及び保温のために脚部(股下から足首まで)にはく着衣。
伸縮性がある。密着するものが保温効果が大きい。素材はポリエステル、ナイロン又はポリウレタンなど。
内面にフリースをつけたものもある。はきやすいよう下部にジッパーの付いたものもある。
メーカーによっては、XS、S、M及びLなどのサイズがある。
メーカーは、ウエイブワン 、パールイズミ 、Bicycle Line 、Canari Cyclewear 、Castelli 、De Marchi Sport 、GripGrab 、Hincapie Sportswear 、
Le Col 、Luna Sport 、Lusso Clothing 、Mavic 、MOA Sport 、Polaris Apparel 、Primal Wear 、Profile Design 、Rapha Racing 、
Santini Maglificio Sportivo 、Schlamm 、
Suarez 、Sugoi 、Sumattory 、Vaude Sport 、W. L. Gore & Associates 、など。
レバー (lever)
ハンドルまたは下管(ダウンチューブ)などに付いていて、ブレーキまたは変速機を手で操作するための取っ手形の棒。レバーの本来の意味は持上げるということ。それから、てこの意味で使われるようになった。 自転車のレバーもてこの機能を持っているので、アーム比がある。ブレーキ用のレバーはブレーキレバーと言う。
レバーブラケット (lever bracket)

レバーの支え。ブレーキレバーの支え。握りやすくするために、ゴム製等のフードをかぶっている。
LG (LinkGlide)
シマノのカセットスプロケットのリンクグライドの頭文字。
ライト (light)
明かり。光。明かりを出す器具として、前照灯、尾灯、ホイールライト及びバルブライトなどがある。
リミットスクリュー (limit screw)
制限ねじ のこと。前ディレイラー及び後ディレイラーに付いていて、ディレイラーの左右の動きを制限するねじ。
ラインアジャスター (line adjuster)
インラインアジャスターのこと。
リニアプルブレーキ (linear pull brake)

片持ちブレーキの一種。左右のブレーキアームがその下端に独立の支点を持つ。
アウターを左アームの上端に取付け、ロープは右アームの上端に取付ける。
ブレーキを掛けたとき、アウターは左アームを押し、ロープは右アームを引く。
左右のアームはそれぞれのねじりコイルばねで元の位置に戻す。
ばねの強さはねじで調節できる。アーム長さは、85、100、102、107、108及び110mmなど。
リニアプルブレーキに対するシマノの商品名はVブレーキ。
メーカーは、シマノ 、Avid 、Cane Creek 、Cycle Group 、Extralite 、Paul Component 、Tektro 、TRP 、など。
リニアチューブ (linear tube)

環状になっていない直線状(リニア)のチューブ。
車輪を外さずに取付け出来るようにするために直線状にしている。
両端は空気が漏れないようにシールしている。
取付時は両端を重ねる形及び突き合わせる形がある。サイズは、26型、27型及びBMXバイク用の20型。
メーカーは、GAADI Bicycle Tube 、など。
リンク (link、chain link)
リンクはチェーンの長さの最小単位。それは内リンク及び外リンクで、
長さ(チェーンピッチ)は12.7mm(1/2インチ)。
内リンクにはローラーが付いている。外リンクにはピンが付いている。
チェーンは内リンクと外リンクを交互に連結しているので、リンク数は偶数でなければならない。
奇数だと端末においては内リンク同士又は外リンク同士となり連結できない。
リンクプレートロック (link plate lock)

鋼製の6個のリンクとシリンダー錠で構成している錠。
リンクを後輪リムおよびフレームの後三角に通して固定する。
又はフレームを何かの固定物に固定する。
リンクの全長は約80cm。
折りたたむと小さくなる(左端図)。
メーカーは、OnGuardLock 、など。
リンクワイヤー (link wire)

カンチ(カンティ)ブレーキに使われアーチワイヤーと同じ機能であるが、ブレーキレバーから来た主ロープはちどりに固定せず、ちどりに代わるボタンを通して一方のブレーキアームに行く。ボタンからは他方のブレーキアームに行くロープが出ている。
このロープに所定長のコイルがかぶせてあり、このコイル長によりロープ長(従ってアーチ角)が決まるようになっている。
片側のロープ長は、63、73、82、93及び106mm。山形ロープともいう。リンクワイヤーはシマノ用語。
リンクグライド (linkglide)
後輪スプロケットにおいて、スプロケットの歯とチェーンのリンクの間隔を少なくすることによってチェーンの動きを規制し、シフトダウン時と同じようにシフトアップ時においても
変速ゲート(スプロケット歯部の凹み)を設けることで予め設定された変速点で確実に変速が行われるようにしたもの。シフトアップ時の変速ショックが軽減されている。
リンクグライドは8段であるが、9段用の外幅の狭いチェーンを使う。
リチウムイオン電池 (lithium-ion battery)
充電可能な電池の一つ。正極にコバルト酸リチウム、負極に炭素材を使用し、両極間をリチウムイオンが往来する蓄電池。短時間の充電で長時間使用できる。
用途例は、電動アシスト自転車及び 電気シフト、など。前照灯に使われることがある。
リチウムグリース (lithium grease)
グリースは潤滑油に増ちょう剤を分散させて作る。増ちょう剤としてリチウム石鹸を使ったグリース。 耐熱及び耐水性に優れている。
LLC (Limited Liability Company)
有限責任会社。LLC出資者は、全員が有限責任とされている。出資者は、出資額を限度としてのみ責任を負い、LLCの債務に対して直接責任を負うことはない。
社名が○○○の場合は、○○○LLCと表している。小企業が多い。
lm (lumen)
ルーメン(光束の単位)。光束は単位時間当たりに伝播される可視光線のエネルギー量(単位はワット)を、標準観測者の視感度で測定したもの。
1 lm(ルーメン)の光束が1m2の面積に照射されているときの照度は1 lx(ルクス)になる。
参考資料
「明るさ換算器」
ロブスター手袋 (lobster glove、lobster claw glove)

放熱表面積を減らすために、3本指又は2本指とした冬用の手袋。
指の配置で見ると、次のような3種類の形がある。
(1) 親指が1袋、人指し指及び中指が1袋そして薬指及び小指が1袋となっている形が多い。
(2) 親指が1袋、人指し指が1袋そして中指、薬指及び小指が1袋になっている形もある。
(3) 中には、親指が1袋そして人指し指から小指までの4指が1袋になっている形もある。
語源は、ロブスター(アカザエビ科の甲殻類である うみざりがに)のつめからの連想。
メーカーは、パールイズミ 、Cannondale Bicycle 、GripGrab 、など。
ロック(lock、bike lock、lock up)
- 錠
錠のこと。錠前ともいう。錠はかぎ(キー)で開閉する。 フレームに装着されている錠としては、リング錠、箱錠などがある。 フレームに装着されていない錠としては、ワイヤー錠、U錠、鎖錠などがある。 施錠忘れによる盗難が40~60%を占めている。複数の錠を付けると被害を減らすことができる。
- 車輪
ブレーキのかけ過ぎなどで、車輪の回転が止まること。
前輪の回転が止まると、ハンドル操作が機能しなくなる。曲がっている時に後輪の回転が止まると、横滑りする。
ロックを起こさないようにする部品としては、(1)パワーモジュレータ 及び(2)ブレーキパッド後方に付けたアタッチメント(右図)などがある。 ロックするとアタッチメントが振動してパッドをリムから引き離す。
ロックオングリップ (lock on grip)
にぎり(グリップ)端に付けたねじを締めることによって、ハンドルに固定する形のにぎり(グリップ)。
ねじ締めによってリングの内径を小さくして固定する形及びねじで直接にハンドルに押し付ける形がある。にぎりの片端を固定する形及び両端を固定する形がある。
ねじは2.5mm及び3mmがある。長さは134~138mm。質量は105~119g。
ロックリング (lock ring、lockring)
固定するための環状の部品。次のような固定環がある。

ボトムブラケット用
内ねじ(または外ねじ)の切ってある丸形の固定ナット。
ロックリングスパナ(ピンスパナ)を掛けるための2箇所(または6箇所)の切り欠き又は穴がある。
主にねじで固定された部品が緩まないようにする追加のナット。1990年代中頃以前のボトムブラケットに使われている。

カセットスプロケット用
カセットスプロケットをフリーハブボディに固定するナット。カセットロックリングともいう。取付けにロックリング工具が必要。- ブレーキローター用

- トラックハブ用
トラックハブにトラックスプロケットを固定するためのロックリング。トラックハブロックリングと言う。
ハンドルのにぎり用
にぎりをハンドルに固定するために、にぎりの端部に付いている固定環。
メーカーによっては、クランプ、ロッキングクランプまたはグリップリングなどと呼んでいる。
バーテープ用
ハンドルテープのハンドルステム側の端部を固定するためのロックリング。ねじを回すとリングが締まる。内径は25.9mmおよび31.8mmがある。
ロッキングスキュアー (locking skewer)

概要
スキュアー付の車輪またはサドルなどの盗難防止のために、鍵または専用のレバーなどを使わなければ開放できないようにしたスキュアー。
セフト(盗み)プルーフスキュアー又はセキュリティスキュアーとも言う。
串(スキュアー)の長さは、前輪のつめ間隔、後輪のつめ間隔およびサドル支柱クランプによって異なるが、鍵または専用のレバーは共通となっている。
仕様
(1) 鍵の種類を多くして盗まれにくくした形がある。



(2) レバーを使わずに、六角レンチで開閉する形式がある。
(3) 専用の小型ラチェットレンチが付属しているものがある。
(4) 特殊な形状のレンチを使わないと回せなくしたナットがある。
(5) 所定の文字列に合わせないと外せないようにした形もある。
メーカー
Atomic22 、Delta Cycle 、OnGuardLock 、Pinhead Components 、PZracing 、Sphyke 、Velo Orange 、など。
ロックナット (lock nut、locknut)

- 緩み止めナット
ナットの緩みを防ぐために、緩み止め機能を組み入れた緩み止めナット。

固定ナット
ハブ軸及びヘッドセットの玉押しなどのねじ込み部品の緩みを防ぐために、それに押し付ける厚みの薄いナット。
ロックナットの締付けによって相手部品も回らないようにロックナットとの間に座金を入れることもある。
ロックナット間距離 (over locknut distance、over lock nut、OLD、OLN)
![]() | ![]() |
| 前ハブ | 後ハブ |
概要
ハブ軸の左右のロックナット(又はロックリング)外面間(ねじの出ている面)の距離(右図)。OLDともいう。
前ハブはフォークのつめ間隔に対応し、後ハブはチェーンステイのつめ間隔に対応する。
前ハブ
前ハブのロックナット間距離=100mm。
後ハブ
後ハブのロックナット間距離=120、130及び135mm。トラックハブは、100、120、126及び130mm。
後輪軸はスプロケットが付くのでロックナット間距離が前輪軸より長くなっている。スプロケット数が多いほど、また車輪に働く荷重が大きいほど、ロックナット間距離(OLD)は大きくなる。
ロックナット間距離と荷重の関係
ホイールのスポークに働く荷重は、オフロードで衝撃の働くマウンテンバイク、
荷物を載せた旅行車
および2人分の荷重が加わるタンデム車において大きい。
これらの荷重はスポークに対する曲げ荷重ではなく、張力として受け止められるようスポークはリム中心線(車輪を後から見た時、リム中心とハブ中心を結ぶ線)に対して傾いている必要がある。
この傾き角(ブレース角)が大きいほど、大きな荷重に耐えられる。このスポークの傾き角は、ハブフランジ幅(ロックナット間距離に比例する)を大きくすると大きくなる。
そのため、後輪のロックナット間距離は、ロード系が130mmである場合はマウンテンバイクでは135mmそして
タンデムでは145mmまたは160mmに広げられている。
右図では、ノギスでロックナット間距離を測定している。
ただ、ロックナット間距離を大きくすると、Qファクターは不利になる。
エンド幅との関係
後ハブのロックナット間距離は、チェーンステイのエンド幅に対応する。
参考資料
「ロックナット間距離」
ロックアウト (lockout)

フォークサスペンション及び後輪緩衝器の動きを止めること。
丘上り及びスプリントではロックアウトし、丘下りでは作動させる。
ハンドルに付けたレバー(右図)及び電気式のボタンで遠隔操作できるものもある。
フォークのみロックするのとフォーク及び緩衝器を同時にロックするのを選択出来る形がある。
本来の意味は工場閉鎖。
ロックアウトレバー (lockout lever)
サスペンションの動きを止める(ロックアウト)ためのレバー。形状はメーカーによって異なる。
ロックリング工具 (lockring tool)
スプラインの付いたロックリングの取付・取外しのための工具。合わせ回すためのレンチが必要。
写真の形は次のロックリングに使える。
(1) (カセットロックリング工具) HGカセットスプロケットのロックリング工具。
(2) (ディスクブレーキロックリング工具) XTR及びXTディスクブレーキのブレーキローターのロックリング工具。
工具の芯出し用の案内ピンが付いている形及び付いていない形がある。
ロックリングスパナ (lock ring spanner、lockring spanner)
ボトムブラケット(BB)のロックリングを回すためのスパナ。ロックリングの2つ以上の切り欠きにはめる2つ以上の爪が付いている。
ロックリングレンチとも呼ばれる。
ロックリングレンチ (lockring wrench)
ロックリングを回すためのレンチ。ロックリングスパナとも言う。
メーカーは、Park Tool 、など。
ロックタイト (Loctite ®)
Henkel社 (ドイツ、1876年創立)の工業用製品の商標。その製品にはねじの回り止め接着剤などがある。
正しい設計の自転車には、ロックタイトは使われていないようである。
ロンドンバイクショー (The London Bike Show)

英国のロンドンの国際展示場であるExCeL Londonで毎年行われる有料の自転車展。
500mのテストトラックで最新の自転車の試乗ができる。バイクフィットに関する講義が行われることがある。
2012年の4日間の訪問者数は、85,000人であった。
ロンドンバイクショーの公式ホームページ。

ロングケージ (long cage、long chain cage)
後ディレイラーのプーリケージのプーリ芯間距離が長い(キャパシティが大きい)もの。ロード系の前3段変速およびマウンテンバイクの変速のケージなどに使われる。
プーリ芯間距離が短いものはショートケージと呼ばれる。ショートケージに相対的な利点があるので、不必要にロングケージを使わないことが望ましい。
関連用語
ケージ長
ロングリーチキャリパーブレーキ (long reach caliper brake)

リーチの長いキャリパーブレーキ。
そのリーチは47~57mm。
なお、エクストラロングリーチキャリパーブレーキ のリーチは55~73mm。
ロングバルブ (long valve、long stem valve)
空力リム(エアロリム)などの深リムに使うチューブに使うバルブステムの長いバルブ。深リムはチューブからリムのバルブ穴までの距離が長くなるので、それに対応するため。長さは40~60mm。標準の弁にバルブイクステンダーを付けて長くすることもできる。
ルック車 (look)
主に、マウンテンバイクに外観を似せて作った自転車。外観は似ているが、フレーム及び車輪などの強度が弱くかつギア比も適切でないので、
本来の用途(丘や山のオフロードを走る)に使うと、使い勝手および耐久性などに問題があり、かつ破損や事故の可能性がある安価な自転車。
マウンテンバイクは走行抵抗および走行安定性などの観点から、舗装路の走行には向かないので、ルック車は子供の遊び用以外は適切な用途がほとんどない自転車。
ルックペダル (Look pedal、Look style pedal)
フランスのルック社(LOOK Cycle International)製のペダル、ルック社製のペダルと互換のペダルまたはロード車用のペダル。
ルック社 (LOOK Cycle International)
結合ペダル(クリップレスペダル)を最初に世に出したフランスの自転車部品メーカー。スキーの連結具のメーカーであったので、
スキーの連結具を1984年にペダルに応用した。スキーの連結具部門は1994年に他社に売却し、自転車部品などに集中している。
製品はペダル、フレーム、フォーク、サドル支柱、ステム、ハンドル、クランクセット、衣服および靴など。
「ホームページ」
ルーズフィット (loose fit、loose fitting)
(衣服などが)ゆったりして、しかもからだに合う又は合っている。
ローアジャストボルト (low adjustment screw)
ロー調整ねじのこと。
ローケイデンス (low cadence)
遅いペダル回転数。何回転以下が遅いという定義はない。エネルギー効率の高いケイデンス70rpmを基準にして、それよりも遅ければローケイデンスと見なしてもよい。
ロー調整ねじ (low adjustment screw)
| 前ディレイラー及び後ディレイラーに付いていて、ディレイラーの内への動きを制限するねじ。 「L」(ロー)の印があるが、不親切にも印がないものがある。 | ![]() 前ディレイラー | ![]() 後ディレイラー | |
| 前ディレイラーに付いているねじで、チェーン案内の内側への動きを制限する。制限範囲はねじを緩めると広がり、
締めるとせばまる。チェーン案内の内プレートとチェーンの隙間が0~0.5mmとなるように調整する。 前ディレイラーの調整は後ディレイラーの案内プーリの位置の影響を受けるので、後ディレイラーの調整後に行う。 | |||
| 後ディレイラーの平行四辺形に付いているねじで、案内プーリの内側への動きを制限する。制限範囲はねじを緩めると広がり、締めるとせばまる。後から見て案内プーリが大スプロケットと一直線に並ぶように調整する。 |
ロープロファイル (low profile)
高さが低いかまたは厚さが薄いこと。プロファイルは、外形、側面または断面のこと。次のようなロープロファイルの部品がある。
- ペダル
ロープロファイルペダル - ヘッドセット
ロープロファイルヘッドセット - クランク
ロープロファイルクランク - ブレーキ
ロープロファイルブレーキ
ロープロファイルブレーキ (low profile brake)

カンチブレーキにおいて、ブレーキアーム外端間の距離が相対的に短い形。フレームおよびフォークからの外への出っ張りが少ない。
ブレーキアーム外端間の距離が相対的に長い形はワイドプロファイルと呼ばれる。
ロープロファイルはワイドプロファイルよりアーム比は大きいがパッドすき間は小さく、オフロードで泥の詰まりを起こしやすい。
メーカーは、シマノ 、Avid(SRAM) 、Paul Component Engineering 、TRP 、など。
ロープロファイルクランク (low profile crank)

幅の短いボトムブラケットにおいてもクランクがチェーンステイに当たらないように、外の方へ曲げたクランク。
かかとおよび足首がクランクに当たりにくい。
1980年代に現れた形状。それ以前はクランクはフレーム芯と平行であった。
現在もクランクはフレーム芯と平行であるのが一般的。
ロープロファイルヘッドセット (low profile headset)

ねじ無しヘッドセットの一種で高さの低いヘッドセット。
右図に示すように、フレームの頭管(水色)に差し込んだカップ(軸受受け、赤色)でカートリッジ軸受(黄色)を受ける。
頭管の内径は44mmそして操縦管の呼び径は1-1/8インチ
(28.6mm)。
ハンドル高さを低くすることができる。ゼロスタックともいう。
メーカーは、Cane Creek 、など。
ロープロファイルペダル (low profile pedal)

ペダル軸芯からペダル踏面までの距離が短いペダル。
力の伝達効率は良い。ペダル接地角は大きくなり、コーナリングで幾分有利になる。
ロードバイク用のほとんどのペダルはロープロファイルとなっている。
ペダル軸芯からペダル踏面までの距離を短くするために、針軸受(ニードルベアリング)を使ったものがある。
ローレーサー (low racer)

前輪ハブ軸の前にクランク軸のある長めの短ホイールベース(SWB)が多い。人の乗った中央の図は長ホイールベース(LWB)。
背もたれ角は20°~25°と小さくして空気抵抗の少ない姿勢が取れるようにしている。後輪は大きい。
ロースペーサー (low spacer)

シマノのカセットスプロケットのロー側に付いていることのあるスペーサー。
厚さ1mm、内径35mmそして外径39.5mm。
8段及び9段のフリーハブボディに10段のカセットスプロケットを付けるときには必要。
10段用フリーハブボディに10段のカセットスプロケットを付ける場合は 必要ない。
ローステップフレーム (low step frame)

ステップを低くするために、上管(トップチューブ)が低いか又は下管(ダウンチューブ)のみとしたフレーム。
シティ車(シティサイクル)及び三輪車などに使われる。
ステップが低いので乗りやすい。
スカートまたはドレスを着て乗れる。
菱形フレームに比べて、形状に基づく強度が低くなるので、フレームの管を太くかつ肉厚を大きくして強度を確保しなければならず重くなる。
ローライダー (lowrider)
前パニアの荷台(パニアラック)のこと。パニアは前輪の上端より低い(ロー)位置に固定することから名づけられている。 パニアの重心は前輪軸に近い位置となる。
ローライダーハンドル (lowrider handle、lowrider handle bar)

U形に背を高くしたハンドル。
ビーチクルーザーおよびバナナシートバイク、などに使われる。
LSD (long slow distance、LSD)
- 運動
低速で長距離を走ること。低速とは主に有酸素運動の速さ。長距離とは時間にして90分以上の距離。薬品のLSDと区別するために、LSD走行と言うのが一般的。
自転車走行の基本訓練(主に持久力の向上。併せ瞬発力の向上も見られる。)として使われる。マラソンおよびスキーなどのスポーツにおいても使われる用語。
参考資料
「有酸素運動と心拍数」
「脂肪消費率計算器」 - 薬品
リゼルギン酸ジエチルアミド。精神分裂症状のもとに強い幻覚を起こす薬品。独語Lyserg Säure Diäthylamidの頭文字。
ラグ (lug、lug joint)
フレームを構成する管と管を結合する継手。管を何段階かのプレス加工をして作ることが多い。金属ラグと金属管はロウ付けで結合する。カーボンラグとカーボン管は接着剤で結合する。
管の結合部は応力が大きく、その応力をラグで受けるので管の肉厚は小さくして軽くできる。ラグを使ったフレームはラグフレームと呼ばれる。
ラグフレームは、ヘッド上ラグ(A)、ヘッド下ラグ(B)、シートラグ(C)、BBシェルラグおよびフォーククラウンが使われる。3Dプリンタで作ったチタン製ラグがある(右端図)。
現在は低コストでできる溶接結合の溶接フレームが多い。
メーカーは、Flying Machine 、Long Shen 、など。
ラグBBシェル (lugged BB shell、lugged bottom bracket shell)

ラグ構造(ラグ式)としたポトムブラケットシェル。
ラグには下管、立管及びチェーンステイが付く。
ロウ付けによって接合する。
メーカーは、Long Shen 、など。
ラグクラウン (lugged crown)

ラグフォークに使う。
ラグフォーク (lugged fork)

クラウンにラグクラウンを使った伝統的なフォーク。
操縦管及びブレードは、ラグクラウンとロウ付けによって結合する。
ブレードは、曲がりブレード及び真直ぐブレードがある。
シティ車、固定スプロケット自転車及びサイクロクロスバイクなどに使われることがある。
材質はクロモリ鋼など。
メーカーは、Soma Fabrications、など。
ラグフレーム (lugged frame)

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継手(ラグ)を使ったフレーム。ラグドフレームともいう。フレームを構成する管はラグで連結する。
ラグに管を差込み、そのすき間をロウ付けして固定する。フレームにおいて大きな力の働く管端をラグで補強できるので、薄肉管を使うことができて軽くなる。溶接の熱ひずみが無い。
右図のAは頭管上ラグ(頭管と上管を連結)、Bは頭管下ラグ(頭管と下管を連結)そしてCは立管ラグ(立管、下管及びチェーンステイを連結)。
ラグレス (lug less、lug less frame)
ルーメン (lumen)

光源の光束(光の明るさ)の単位。1ルーメン[lm]は1カンデラ[cd]の点光源から立体角1ステラジアン[st]内に放射される光束。
1ステラジアン[st]は、球の中心から出た円錐が球面の面積r2を切るとる円錐の頂角(右図)。
1[lm]=1[cd]x[st]。1[cd]=1[lm/st]。1ルーメン[lm]=1ルクス[lx]m2。
明るさ[lm]を消費電力[W]で割った値[lm/W](1ワット当たりのルーメン)は発光効率と呼ばれ、この値が大きいほど同じ明るさが少ない電力で得られる。
参考資料
「 明るさ換算器」
ルクス (lux、lx)

照度(面の明るさ)の単位。単位記号はlx。
1ルーメンの光度の光源から1メートルの距離にある、光束に垂直な表面の照度。
1ルクス[lx]=1ルーメン[lm]/m2。
月光は約0.1ルクス。家庭の居間は約50ルクス。明るい事務所は約400ルクス。
日光の明かり(間接)は10,000~20,000ルクス。
明るさは照度計(右図は一例)で測定できる。
光源からの距離が遠くなるほど、照度(lx)は減少する。
参考資料
「明るさの換算」(ルーメン → ルクス)
LWB (long wheelbase)

長ホイールベース。リカンベントにおいて、ホイールベース(目安)=1,650~1,800mm。
クランク軸は頭管(ヘッドチューブ)の後にある。
乗り心地が良く、安定性もあり速度も速い。低速での操縦性は良くなく、混んだ道や細い道の曲がりには向かない。長距離旅行に適している。
ライクラ (LYCRA)
ポリウレタン弾性繊維(伸縮繊維)に対する米国のINVISTA社の商標。日本では東レ・オペロンテックスが製造している。
リオタード (Lyotard)
フランスの歴史あるペダルメーカー。1930年代にプラットフォームペダルを出した。なお、フランス人はリヨタールと呼ぶ。
レオタード (Lyotard)
フランスの歴史あるペダルメーカー。1930年代にプラットフォームペダルを出した。なお、フランス人はリヨタールと呼ぶ。日本ではリオターおよびリオタードとも呼ばれる。
リオター (Lyotard)
フランスの歴史あるペダルメーカー。1930年代にプラットフォームペダルを出した。なお、フランス人はリヨタールと呼ぶ。









