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自転車用語 (a)

この記事は執筆から年月が経過しており、記載されている情報(価格、規格、トレンドなど)は現在とは異なっている可能性があります。現在、最新事情に合わせたアップデートを順次行っておりますが、記事更新までは、過去の参考資料としてご活用いただけますと幸いです。

ABS (Acrylonitrile Butadiene Styrene、Anti-lock Braking System、Anti-lock Brake System)

  • ABS樹脂
    アクリルニトリル(A)、ブタジエン(B)およびスチレン(S)の三種のモノマーを共重合した樹脂。
    耐衝撃性がある。メッキできるのも特徴。メッキしたものは金属部品と間違うこともある。

  • ロック防止装置
    タイヤのロック(回転停止、スリップ比1)による路面との滑りを防止す装置。ブレーキ力を調整する部品としては、モジュレーターなどがある。
    回転が止まったまま(ロック)では、次の問題が生じる。(1)ハンドル操作が効かない。(2)タイヤと路面の摩擦力が低下する。
    摩擦力は滑っている状態(スリップ比0.1~0.2)において最大となる。
    後輪にわずかにブレーキを掛けながらペダルを漕ぐと人間ABSとなる。後輪が滑るとペダルは急に止まるから、その信号でブレーキを掛けをやめる。

ABS樹脂 (Acrylonitrile Butadiene Styrene)

アクリルニトリル(A)、ブタジエン(B)およびスチレン(S)の三種のモノマーを共重合した樹脂。
耐衝撃性がある。メッキできるのも特徴。メッキしたものは金属部品と間違うこともある。

圧こん (brinnelling)

玉軸受において、玉(ボール)に与えられた静的な力または振動力によるレース(軸受の内輪および外輪)のへこみ。

ヘッドセットの玉軸受は一回転せず、左右に少し回すだけなので圧こんを生じやすいが、ごく稀にしか起こらない。特に、潤滑不良かつ与圧が大きすぎ、直線走行でハンドルの動きがないと長時間かけて進行することがある。逆に言えば、グリース潤滑および与圧が適切であれば、圧こんを生じることはない。

圧こんが生じると、ハンドルは円滑には動かなくなる。

圧こんは軸受一般の用語であるので、自転車の軸受にも使われる。

アセラ (Acera)

入門および低位の娯楽用マウンテンバイク用部品群(グループ)に対するシマノの名称。

ACP (Audax Club Parisien)

パリにあるブルベを認可する組織。1921年に設立。
ACPのホームページ

アクションカメラ (action camera)

身体、ヘルメット及び自転車のハンドルなどに取り付けて動きを撮影するビデオカメラ

バルブアダプター (valve adapter)

概要

バルブに付けて、型式の異なる空気入れが接続できるようにした金具。バルブは3種類(英式、仏式および米式)があり、接続口に互換性が無いので専用の空気入れが必要。アダプターをバルブに付けることにより、異種の空気入れが使える。

次の4種のアダプターがある。空気を入れた後にアダプターは外す。

英式V→米式P

英式バルブ(ウッズバルブ)に付けて、米式バルブ用の空気入れが接続できるようにするアダプター。

米式V→英式P

米式バルブ(シュレーダーバルブ)に付けて、英式バルブ用の空気入れが接続できるようにするアダプター。

仏式V→米式P

仏式バルブ(プレスタバルブ)に付けて、米式バルブ用の空気入れが接続できるようにするアダプター。使用に当たっては、仏式バルブの丸ナット(ロックナット)を上端まで緩めて、丸ナットの上端を押すことにより弁棒を下げて空気が弁座を通過できるようにして、仏式アダプターをねじ込み、空気入れで空気を入れる。 仏式アダプターを外し、丸ナットを元の位置まで締めてバルブから空気が漏れないようにする。

米式V→仏式P

米式バルブ(シュレーダー)に付けて、仏式バルブ用の空気入れが接続できるようにするアダプター。

アダプター (adapter、adaptor)

予定していなかった(又は予定していた)別の部品が取付できるようにするための適合部品。次のようなアダプターがある。

アダプタークランプ (adapter clamp)

直付け座(ブレーズオン)に取付ける方式の前ディレイラーをクランプでフレーム立管(シートチューブ)に固定するためのアダプター(適合部品)。クランプ径は28.6mm(1-1/8)、31.8mm(1-1/4)および34.9mm(1-3/8)がある。

アジャストバレル (adjusting barrel)

アジャスティングバレルのこと。ケーブルアジャスターと同じ。

アジャスタブルクランク (adjustable crank、adjustable length crank)

クランク長を変えられる可変長クランクのこと。

アジャスタブル ドロップアウト (adjustable dropout)

単速車などにおいて、チェーンの張りが調節できるように、後輪軸を移動できるようにしたドロップアウト(つめ)。

アジャスタブルヘッドセットスペーサー (adjustable headset spacer)

高さを調節できるヘッドセットスペーサー

(A) 階段状に不連続に高さを調節できる形:一例は、10、11、12、13及び15mmに高さを変えられる。

(B) ねじによって無段階に連続的に高さを調節できる形:調節範囲の例は、25~35mm、30~42mm及び35~50mm。

アジャスタブルサドル支柱 (adjustable height seatpost、adjustable seatpost)

可変サドル支柱と同義。

アジャスタブルシートポスト (adjustable height seatpost、adjustable seatpost)

可変サドル支柱と同義。

アジャスタブルスパナ(adjustable spanner)

開き幅が調節できるスパナであり、モンキレンチのこと。

アジャスタブルステム (adjustable stem)

概要

乗車姿勢を変えられるようにするために、上がりを変えられるようにしたハンドルステムクイルの付いたねじ付きヘッドセット用およびねじ無しヘッドセット用がある。

可変角度

0~60°及び-10°~40°など。角度目盛りの付いた形もある。

突出し

突出し(ステム長)は、メーカーによって90~140mm及び80~160mm。ピボットが2箇所にあり、高さ及び長さを同時に変えられる形がある。

材質

アルミ合金など。陽極酸化などにより黒色などに着色している。

質量

固定式のステムに比べて少し大きい。

アジャスタブルレンチ (adjustable wrench)

一般にはモンキレンチ(JIS)またはモンキーレンチと呼ばれている。口の開きが変えられるレンチ

アジャスター (adjuster)

ケーブルアジャスターあるいはアジャスティングバレルのこと。

アジャスティングバレル (adjusting barrel)

ケーブルアジャスター、バレルアジャスターおよびケーブルアジャストボルト(シマノ)と同じ。

アドバンスストップライン (advance stop line、advanced stop line)

自転車走行者の交通安全のために、信号のある交差点において横断歩道の後方そして自動車停止線の前方に設けた自転車停止線。両停止線間は自転車レーンと同じ色で着色している。

運転手が自転車を視認しやすくする他、自転車乗車者も視認性が良い。

自転車に乗った人が、自動車の排ガスに曝されにくくする効果もある。

英国を含む欧州の用語で、米国では自転車停止線と自動車停止線の間をバイクボックスと呼んでいる。

1980年代後半から欧州そして2000年から米国及びカナダで使われている。

デンマークなどでは、直進する自転車と右折する自動車の衝突事故を劇的に減少させた。

エアロ (aero、aerodynamics)

空力。エアロダイナミックス(空気力学)の略語。エアロの語源は空気(air)を意味するギリシャ語。主に、空気抵抗を減らすという意味の接頭語として使われる。一例を挙げれば、エアロチューブエアロフレームエアロリムエアロスポークエアロホイールエアロバーエアロシートポストエアロフォークエアロクランクおよびエアロポジションなど。

エアロバー (aero bar)

概要

空力ハンドル。肩幅より狭い間隔で牛の角のように前方に2本出たハンドルと腕を乗せて上半身を支持する腕置きを組合せ、背中を水平にして空気抵抗を減らすハンドル。操作性は良くない。TT(タイムトライアル)バーまたはクリップオンバーとも言う。

用途

トライアスロンバイクおよびタイムトライアルバイクに使われる。マススタート(集団スタート)の競技で使うことは UCI が禁じている。

構成

ベースバーに突き出しをクランプで固定する形及び一体になった形がある。ブレーキレバー及びシフトレバーが付く。ケーブルは内部を通す。

腕置き

ロードバイクは上半身の荷重を主に胴で支持するのに対し、腕置き(アームレスト)に乗せた前腕で支持する。腕が横に滑り落ちないような形状となっている。腕置きにはジェル入りなどのパッドが付いている。

取付方法

フォークの操縦管(ステアラー)への取付は、ステムで行う。ベースバーとステムが一体となった形もある。

クランプ径

26mmおよび31.8mmなどがある。

形状

一般的なL形、S形(Sベンド)および真直ぐがある。幅および上下角度は調整できる形が多い。前後(リーチ)の調整ができる形もある。Di2に対応したものもある。

シフター

バーエンドシフターが使われる。

材質

アルミ合金、炭素繊維強化樹脂(CFRP、俗に言うカーボン)およびチタン合金など。

利点

ロードバイクのドロップハンドルとライアスロンバイクのエアロバーの比較走行実験を行ったところ、エアロバーは次のマラソンにおいて早く走れるという結果が報告されている。

ボトル

エアロバーから手を離さずに飲めるボトルがある。形状は流線型(エアロボトル)となっている(右図)。

リコール

  1. Vision Techは2002~2003年に販売したエアロバーの突き出しが破損する可能性があるとしてリコールした。
  2. 3T Designは、雨に合うとゴム製のにぎり(グリップ)が緩むことがあるとしてリコールした。
  3. 3T Designは、2012~2013年に米国で623台そしてカナダで63台販売された自転車に使われたエアロバーの突き出し(イクステンション)が使用中にベースバーから外れることがあるとしてリコールした。

参考 » ハンドル

エアロバイク (aero bike)

自転車

空気抵抗を減らすために、エアロバーを使う自転車。タイムトライアルバイク及びトライアスロンバイクもエアロバイクの一種。

訓練機

実態を表していない和製英語で、エクササイズバイクのこと。

エアロボトル (aero bottle、aerodynamic bottle)

空気抵抗が減るような形状にしたボトル

立管(シートチューブ)の前方、下管(ダウンチューブ)の上方又は頭管(ヘッドチューブ)の前方に取り付ける。

40km/h以上の高速走行でなければ効果は表れにくい。

ロードバイク用及びタイムトライアルバイク用がある。専用のボトルケージが必要。

ロードバイク用はフレームと一体で空気整流効果が出るようにしている。タイムトライアルバイク用はハンドルから手を離さずに飲むことができる。

なお、 UCI 規則(1.3.024)によれば、ボトルはフレームと一体にしてはならないそしてフレーム内側の下管および立管にのみ設置できる。

エアロブレーキ (aero brake)

空気抵抗が小さくなるような形状にしたブレーキ。主にトライアスロンバイク及びタイムトライアルバイク用として作られている。中央引きのキャリパーブレーキが多い。 CdAは0.2125など。質量は124gなど。

エアロブレーキレバー (aero brake lever、TTブレーキレバー、TT brake lever)

タイムトライアルバイクおよびトライアスロンバイクに使うエアロバー(ベースバー)用のブレーキレバー

空気抵抗が少なくなるように配慮している。レバーはベースバーの先端に差込むので、その管径に適合すること。ブレーキロープはベースバーの管の中を通す。

材質は軽量化のために炭素繊維強化樹脂(CFRP)が多いがアルミ合金もある。

左右一組の質量は、75~150g。稀に、エアロブレーキレバーという呼び名は、ドロップハンドル用のレバーを指すことがある。

エアロクリンチャーホイール (aero clincher wheel)

クリンチャーリムを使ったエアロホイール。単に、エアロクリンチャーとも言う。

エアロクランクセット (aero crankset)

クランクスパイダーアームを円盤状にして、空気抵抗を減らそうとしたクランクセット。クランクも幅広の板状にした形もある。エアロは空力(空気力学)のこと。タイムトライアルバイク及びトライアスロンバイクなどに使われることがある。

エアロディンプル (aero dimple)

高速での空気抵抗を減らすためのディンプル(えくぼ又はへこみ)。

エアロイクステンション (aero extension)

エアロバーに使う突き出し(イクステンション)。腕置きを付ける。ベースバー クランプ径は、26.0mm及び31.8mmなど。

エアロフォーク (aero fork)

空力フォーク。

ブレードの断面形状を扁平な流線形として、空気抵抗を減らすようにしたフォーク。空気抵抗に影響する前面投影面積を減らすために前幅を狭くし、強度を確保するため横幅を広くするので扁平になる。

画像の横幅Lと前幅Dの比はアスペクト比または縦横比と呼ばれる。縦横比L/D=3前後のものが多い。なお、一般的なフォークのL/D=2前後。

風洞において、風速を13.3m/s(48km/h)にして、フォークの空気抵抗を測定すると、アスペクト比(L/D)を3程度にすると空気抵抗が減少することが分かる。

空力フォークはタイムトライアルバイクおよびトライアスロンバイクなどの高速で走る競技車に使われる。

材質は炭素繊維強化樹脂(CFRP)が多い。

エアロフレーム (aero frame、aerodynamic frame)

走行時の空気抵抗が減るような形状(流線形)にしたフレームタイムトライアルおよびトライアスロンの自転車として使われる。空力フレームともいう。

エアロヘルメット (aero helmet)

頭部の空気抵抗を減らすことを主目的にした競技用の空力ヘルメット。

タイムトライアルおよびトライアスロンなどに使われる。

換気口数は0~4箇と少ない。材質は炭素繊維強化樹脂(CFRP)など。

長い尾の付いたエアロヘルメットは、特定の乗車姿勢のときに空気抵抗が最小となり、それ以外の向きでは空気抵抗は大きくなる。

タイムトライアルヘルメットとも呼ばれる。

エアロレバー (aero lever、aero brake lever)

ドロップハンドル

ドロップハンドルブレーキレバーで、ロープがレバーの背後から出てハンドルテープの下(中)を通す形式。ロープの鞘のアウターが外に出ないのでエアロ(空力)と称している。昆虫の触覚のようにアウターがブレーキの上方から出る形式はナン(non)エアロレバーと呼ばれることがある。エアロバーの中にはナンエアロバーに比べてレバーのてこ比が大きい(ロープの動きは少ない)ものがある。

エアロバー

タイムトライアルバイクおよびトライアスロンバイクに使うエアロブレーキレバー

エアロポジション (aero position)

空力姿勢のこと。

エアロポスト (aero post、aero seat post、aero seatpost)

空力サドル支柱。エアロシートポストのこと。

エアロリム (aero rim)

空力リムとも言う。

断面形状をV形、U形または卵形などの流線形にして空気抵抗を減らしたリム

クリンチャーリム及びチューブラーリムのいずれにもエアロリムがある。

リム高さの一例は、クリンチャーホイールでは24~90mmそしてチューブラーホイールは50~90mm。

リムブレーキブレーキパッドの当たる部分はアルミ合金とし流線形部はカーボンとした形もある(画像)。

タイヤを付けたときの縦横比(アスペクト比)が3前後のときに、空気抵抗は最小となる。

エアロリムを使ってエアロホイールを作る。

バルブイクステンダーが使われることがある。

エアロシートポスト (aero seat post、aero seatpost)

空気抵抗を減らすために、サドル支柱(シートポスト)の断面形状を楕円または涙形などの流線形にしたもの。フレームの立管に入る部分は円形断面となっている。軽量化および任意の断面形状とするため、一般に材質はCFRP(炭素繊維強化樹脂)。

エアロスポーク (aero spoke)

概要

車輪の回転および走行による空気抵抗を減らすために、中間部の断面形状を板状(扁平)または扁平な楕円形にしたスポーク。空力スポークまたは扁平スポークとも言う。段付スポークから作る。

寸法

扁平部の幅を a[mm]そして厚さを b[mm]とすると、断面寸法はメーカーによって a x b または a/b で表されている。具体的なサイズ例としては、 2x1、1.8x1.2 、1.8x1.0 、2.3x0.9 (右図)及び 2.8x1.3 などがある。

スポーク穴

ハブスポーク穴は、一般のスポークと共通のものと、エアロスポーク用に加工しなければならないものがある。

質量

長さ260mmの質量は270~420g。

エアロチューブ (aero tube)

空力管。フレーム管の断面形状を楕円(楕円管)または涙形(涙滴管)などとし、空気抵抗を減らそうとした管(チューブ)。

エアロホイール (aero wheel)

概要

走行時の空気抵抗が減るような形状にしたホイール。一例は、リムエアロリムスポークエアロスポークそしてタイヤは細幅のスリックタイヤとしたホイール。これらの中ではリムとタイヤの影響が大きく、スポークの影響は相対的に小さい。クリンチャーホイール及びチューブラーホイールがある。

空気抵抗

ホイールの空気抵抗は自転車との組み合わせによって変わるので、装着する自転車に適したホイールを選ぶ必要がある。後輪ペダルを漕ぐ足を通過した空気が流れるので、その状況で空気抵抗が少ない形状のホイールが求められる。一般に、ヨー角(ヨーアングル)が15°以下において空気抵抗が小さくなるように設計する。

リム高さ

リム高さの一例は、クリンチャーホイールでは24~90mmそしてチューブラーホイールは50~90mm。

材質

リム材質は、アルミ合金又は炭素繊維強化樹脂(俗にいうカーボン)など。

参考 » ホイール

アフターマーケット (after market)

製品を販売したあとなど、その使用に付随する交換、修理又は追加の部品の市場。

アフターパーツ (after market parts)

純正でない部品。一般に純正部品よりも安価。

上がり (ライズ、rise、handlebar rise、stem rise)

ハンドル上がり

ハンドル端のにぎりの持上がり。ハンドルの中央部(ハンドルステム部)芯とにぎり部芯間の垂直距離。主に、マウンテンバイクなどの上がりハンドルに対して使われる。ハンドルの上がりが大きいと、丘下りでは楽な乗車姿勢となる。

ステム上がり


ハンドルステムの操縦管軸と直角な面とステム突出しの中心線の作る角度。市販品の上がり(ライズ)は0~45°直角面より上の角度はプラス(+)そして下の角度はマイナス(-)で表される。上下逆にすればプラスがマイナスになる。

上がりハンドル (ライザーハンドル、ライザーバー、riser handlebar、riser bar)

概要

ハンドルバーを弓状に曲げ、握り位置を高くしたハンドル。ライザーハンドル、ライザーバー、DHバーまたはDHハンドルとも呼ばれる。

用途

丘下り(ダウンヒル)などのマウンテンバイク及びシティサイクルなどに使われる。握り位置が高いと、丘下りがやり易い。 シティサイクルは直立に近い乗車姿勢をとるため、多かれ少なかれ上がりハンドルとなっている。

630~800mm。弓のこでハンドルの両端を切断して自分に合った幅に合わせる。切断用の目盛の付いているものもある。カーボン製バーの切断にはカーボン専用の替刃を使う。740mm幅のハンドル端にイクステンション(長さ10、15及び20mm)を付けて、幅を780mmまで長く出来る形がある。

クランプ径

25.4mmまたは31.8mm。

上がり

上がり(ライズ)は15~100mm(ローライズ~ハイライズ)。

スイープ

アップスイープ(上曲がり)は5~6°そしてバックスイープ(後曲がり)は6~15°。ハンドルの取付角度によってスイープは変わる。

にぎり


にぎりを付けて使う。腕中心線がハンドルの中心線とほぼ一致するように握ると、自然な握りとなる。

質量

170~500g(クロモリ鋼)。

材質

アルミ合金、クロモリ(CrMo)鋼またはCFRP(炭素繊維強化樹脂、俗に言うカーボン)など。ショットピーニングをしたものもある。

リコール

北米で売られた日東のB259(ハンドル端のラベルに印刷)アルミ合金上がりハンドルは、使用中に折れる事故があったとして輸入業者のEuro Asia Importsがリコールした。このハンドルは、2008~2011年に米国で約2000個そしてカナダで約70個が売られた。

あごひも (chin strap、chinstrap)

ヘルメット及び帽子などに付属していて、それを頭に固定するために、あごの下に通す(掛ける)ひも。張りを調節するためにバックルなどが付いている。あごストラップ及びチンストラップとも言う。

転倒時にプラスチック製のバックルが破損して、頭を負傷するとしてリコールしたメーカーがある。

Ah (Ampere hour)

乾電池及び蓄電池(バッテリー)などの電気容量を表す単位記号。A(アンペア)は電流そしてh(アワー)は時間で、Ah(アンペア・アワー)は電流と時間の積を表している。
Ahの1/1000の単位はmAh(ミリアンペア・アワー)。

アヘッド (Ahead、Aheadset)

ねじ無しヘッドセットの商品名(アヘッドセット)。

アヘッドセット (Aheadset)

株式会社ヨシガイ(商標はダイヤコンペ)のねじ無しヘッドセット(1990年代に出現)の名称であった。一般名は、ヘッドセット

アヘッドステム (aheadstem、ahead stem)

操縦管(ステアリングコラム)とハンドルを連結する部品。コラムクランプの内径は操縦管の外径に合わせて4種類ある(下表)。

ステム呼び[inch]コラムクランプ内径[mm]用途例
125.4標準
1 1/828.6MTB
1 1/431.8タンデム
1.538.1ダウンヒルMTB

ステム呼びはコラムクランプの内径で表す。 バークランプ内径はハンドル中央部の外径に合わせる。 突出しは60~150mmのものがある。ステム角が可変になったものもある。

ハンドルステムとも言う。

エイドステーション (aid station)

自転車イベント及び自転車競技などにおいて、飲み物、食品、保全用品及び簡単な医療を提供する一時的な場所。医療場所は別れていることがある。エイドは助けるという意味。テント及びテーブルなどで構成している。

エイドアーム (Aidarm)

ドロップハンドルなどの横水平部にクランプで付ける補助ブレーキレバーの商品名。クランプ径は24mmなど。 主ブレーキレバーのアウターの途中に連結する。一般名はインラインレバー、サイクロクロスレバーまたはクロスレバー。

エアーチャック (air chuck)

空気入れのホースまたはCO2カートリッジなどとタイヤのバルブとを接続する口金のこと。

エアーゲージ (air gauge)

空気圧計。タイヤなどの空気圧を測定する圧力計

エアホーン (air horn)

空気(エア)で作動するホーン。 ゴム球などを握ると、ホーンののど部に付けたリードを空気が流れて音を出す。音の大きさは115dBなど。

エアーハブ (Air Hub)

ハブの回転により圧縮空気を発生させるロータリー式ポンプをハブに内蔵した、タイヤ自動空気補充装置の商品名。

ハブとタイヤのチューブバルブは、圧縮空気を送る細いチューブでつながっている。タイヤ圧力が適正値になると、余分な空気は系統に付いた逃がし弁から排出される。タイヤ圧力が保たれているので、パンクをしにくいと言う。

前輪用および後輪用がある。後輪用は外装変速機用および内装変速機付きがある。

エアーポンプ (air pump)

空気入れ。流体を加圧して移送する機械をポンプという。

» 空気入れ

エアーショック (air shock、air shock absorber)

コイルばねの代わりに、圧縮空気をばねとして使った空気ばね緩衝器

エアーバッグヘルメット (airbag helmet)

転倒することを内蔵のセンサーで検知して0.1秒で開き、ヘルメットとなり頭部を保護する装置。白いエアーバッグの材質はナイロン。

首に前方の上下に動くジッパーで装着する。ジッパーを上げるとオン(ON)となり下げるとオフ(OFF)となる。

専用の蓄電池を内蔵している。USBケーブルで充電する。

事故で開いた製品は再使用できない。

衝撃吸収性は一般のヘルメットより優れている。

ネックウォーマーのようで冬は暖かいが夏は暑い。

メーカーは、Hovding など。

エアレスタイヤ (ソリッドタイヤ、airless tire、solid tire)

概要

チューブが無く空気を入れる必要のないタイヤ。やや弾みやすい。外観は空気タイヤと変わらないが質感は異なる。

利点

空気を定期的に入れる必要のないこと及びパンクしないこと。

構造

(A)ポリウレタンをタイヤに整形

多くは、ポリウレタンに微小な独立気泡を無数に入れてタイヤに成形している。気泡の容積割合は約80%としている。空気タイヤのリム(クリンチャーリム)が使える形状に作られている。タイヤのビード部はフック状となっており、その中にナイロンなどのビード線が入っている。このフックがリムのフックとかみ合い、タイヤがリムから外れないようにしている。タイヤをリムに装着するには、専用のタイヤレバーが必要。

(B)チューブの代わりにポリウレタン

タイヤのチューブの代わりに微小な独立気泡を無数に入れたポリウレタンを使う。

(C)特殊なケーシング

一般のタイヤのコード(ケーシング)の代わりに、全周両側に渡って鍵穴状の穴を空けて弾力性を持たせたゴムまたは合金のケーシングを使っている。穴から異物が入らないように、薄い側壁で覆っている。チューブは使わない。

踏面模様

トレッドパターンは各種ある。

質量

空気タイヤ(タイヤ+チューブ+ふんどし)と同等または空気タイヤよりやや重い。ただし、携帯空気入れを装備している場合と比較すると全体として軽くなる。

用途

ごく一部の自転車、子供自転車および車椅子には、エアレスタイヤを使っているものがある。

アラームロック (alarm lock)

自転車泥棒を撃退するために、警報(アラーム)のでる(ロック)。

警報の大きさは、110dBが一般的であるが中には120dBもある。電池が必要。

警報の出し方は、ケーブルの切断を検知する形または内蔵センサーで動きと衝撃を検知する形などがある。

アルファイン (Alfine)

メーカーのシマノは、アルフィーネ と呼んでいる。

アルフィーネ (Alfine)

概要

シマノのハブギアを含むコンポーネントの名称。英語読みするとアルファインとなるが、シマノはアルフィーネと名づけている。アルフィーネはイタリア語で、「遂に」、「最後に」、という意味。

構成

写真に写っているのは、右から左へ、ハブギア前ハブチェーンテンショナー油圧キャリパークランクセットシフトレバーおよびブレーキレバー

ハブギア

段数は、8段及びその後に出た11段がある。11段はオイルバスがありオイル潤滑となっている。ギア比は下表に示す。

アルフィーネのギア比
ギア比
8段11段
10.5270.527
20.6440.681
30.7480.770
40.8510.878
51.0000.995
61.2231.134
71.4191.292
81.6151.462
9-1.667
10-1.888
11-2.153

ギア比
3.074.09

全ギア比は、8段が307%そして11段が409%。ディレイラーと異なり負荷のある状態で変速できる。

ロックナット間距離(OLD)は、135mm。チェーンラインは、41.8mm。スポーク穴数は、32穴または36穴。ピッチ円直径(PCD)は92.6mm。軸長は187mm。ナット締付トルクは、30~45Nm。ディスクブレーキブレーキローター付き。色はシルバーおよびブラック。質量は、1680g(8段)および1665g(11段)。

ホイール

ハブギアを組み込んだホイールがある。図は8段ハブを組み込んだ700Cロードホイールでスポーク数は32本。

用途

通勤自転車及びマウンテンバイクなど。

【参考】総合ギア比 計算器

オールマウンテン (all mountain、all mountain mountain bike)

丘登りを含めて、ほとんどどのような山(オールマウンテン)の道でも走れるようにしたマウンテンバイク。前輪および後輪にサスペンションの付いたフルサスペンションとなっている。サスペンションのトラベルは、100~160mmが多い。快適さ及び制御性の均衡を取っている。オールマウンテン マウンテンバイク又はトレイルバイクとも呼ばれる。

オールマウンテンバイク (all mountain bike)

用途を特化していないフルサスペンションの汎用の(ある意味で中途半端な)マウンテンバイククロスカントリー又はダウンヒルなどの特定の用途に使う場合は、サスペンションフォーク及び後輪のサスペンションの設定、タイヤ空気圧サドル高さ並びにサドル角度などを用途に合わせて変える必要がある。

オールホイールドライブ (all wheel drive)

全輪駆動のこと。前輪及び後輪を駆動する。オフロード、雪上および氷上で滑りにくい。

アーレンボルト (Allen tolt)

六角穴付きボルトを表す俗語。アーレンレンチ(六角レンチ)で回すボルトという意味。

アレンキー (Allen key)

一般には、六角レンチと言う。六角形断面の細い棒をL字形に曲げた工具で、六角穴付ボルトを締めるのに使う。

アーレン(アレン)は米国人であり商標でもあった。

アーレンレンチ (Allen wrench)

六角レンチ のこと。

当初は、米国のアーレン社(Allen Manufacturing Company)の商標であった。アーレンは人名。

オールランダーバー (allrounder bar、allrounder handlebar、all rounder handlebar)

オールラウンダーバーのこと。

オールラウンダーバー (allrounder bar、allrounder handlebar、all rounder handlebar)

真直ぐまたはそれに近い形のハンドル。オールラウンダーは万能という意味。

アルミ (aluminum)

アルミニウムの略語。密度は鋼材の約1/3そしてチタンの約1/2と軽い。アルミ合金は管材にしてフレームそしてダイより押出し成型してリムなどに使われる。

強さを表す引張強さは、低炭素鋼(シティサイクルのフレームに使われている)とほぼ同等。剛性を表す縦弾性係数は鋼材の約1/3と小さい。

管を太くすると剛性が大きくなる。アルミフレームは、管を太くすることによって素材の剛性の小ささを補い、鋼管フレームなみの剛性を確保している。

最初のアルミフレームのシティ車は1890年代にフランスで市販された。その後、アルミフレームの旅行車は1983年そしてマウンテンバイクは1984年に最初に現れた。

アルミ合金は下表のように、2000系から7000系まであり、自転車のフレームには主に7000系が使われる。ジュラルミンは2000系に含まれる。

アルミ合金にスカンジウム(Sc)を添加したスカンジウムアルミ合金がスカンジウムと呼ばれることがあるが、別の金属でなくアルミ合金の一種。

系統添加物引張強さ
[MPa]
縦弾性係数
[GPa]
溶接性耐食性主な用途
1000純アルミ70~9070家庭用品、電器器具
2000Cu:3.5~6%330~48072~76機械部品
3000Mo:1.0~1.5%110~18070アルミ缶、屋根材
4000Si:11.0~13.5%38080外装パネル
5000Mg:2.2~5.6%120~29070~72船舶、車輌
6000Mg:0.4~1.2%,Si:0.2~1.2%190~31070建築用サッシ
7000Zn:5.0~8.0%,Mg:0.4~1.2%310~57073鉄道車輌、スポーツ用具

(注) Cu:銅、Mo:モリブデン、Si:シリコン、Mg:マグネシウム、Zn:亜鉛

アルマイト (Alumite)

英国のスチュアートが1923年に、クロム酸法の陽極酸化皮膜を開発後、日本の理化学研究所が1929年に、アルミニウムの蓚酸法の陽極酸化皮膜を開発し、取得した登録商標(商品名)。皮膜によりアルミの耐食性および表面硬度が向上する。一般には、陽極酸化(アノダイズ)、陽極酸化処理または陽極酸化皮膜と言われる。

アルミ合金製のリムクランクおよびスポークなどの着色を兼ねた表面処理に使われることがある。

雨着 (レインウエア、レインギア、レインコート、rainwear、rain gear、raincoat、rain jacket)

概要

衣服の上に着て雨を防ぐもの。レインコートともいう。ポンチョ も雨着として使われる。完全防水形のジャケットもある。

特殊仕様

  1. ヘルメットにかぶせる着脱式のずきん(フード)の付いたものもある。
  2. 前部のファスナーから雨が入らないよう、繊維で覆ったものもある。
  3. 反射テープを付けて視認性を良くしたものもある。
  4. 前傾姿勢のときにお尻を覆うように尾(ドロップテイル)を付けたものもある。
  5. 体温調節のために、わきの下に開閉のできる通気孔を設けたものがある。
  6. フリース素材で作ったえりを付けて、前傾姿勢時の首からの空気流入を防止した形がある。
  7. 後ポケットが付いたものもある。
  8. 背中を長いパネルにした形がある。
  9. 小さく折りたたんで、携帯しやすくしたものもある。
  10. 透明で下の衣類が見える形がある。
  11. 雨着の中の温度を下げるために、複数の通気孔(ベント)を設けたものもある。

材質

ポリエステル及びテフロンなど。素材および縫製によって、価格は大幅に異なる。防水および汗の水蒸気の通気のできる ゴアテックス などの素材は高価である。撥水加工をした製品もある。

アンビュランスサイクル (ambulance cycle)

救急自転車。救急活動に使う自転車。自転車による救急活動は、2000年に英国のロンドンで始められた。

自転車、上着及びパニアなどは救急車色(英国は草色)となっている。

自転車はマウンテンバイクが使われ、パニアサドルバッグ及びサイレンなどを装備している。

救急車と同じ時間またはより早く現場に到達でき、かつ運用費用は安いとのこと。

パニアなどに入れているものは、医療キット、AED(心臓救命装置)、酸素ボンベ及び酸素マスク、心拍計の付いたパルスオキシメータ、血圧計など。 英国赤十字社はCRU(サイクルリスポンスユニット)と名づけている。

アメリカンバルブ (american valve)

米式バルブのこと。マウンテンバイクチューブバルブとして使われている。

アンプルピン (ampul pin、reinforced connecting pin)

チェーンに差し込みやすいよう、案内の付いたピン。1本のチェーンの両端を連結して、環状のチェーンとするためのに使う。取り付け後、案内は折って取る。ピン本体の幅は、9速細幅チェーン用が6.5mmそして8、7、6速細幅チェーン用が7.1mm。アンプル形連結ピンとも呼ばれる。

穴あきサドル (hole saddle、cutout saddle)

特に女性の陰部を圧迫しないよう、中央部に溝状の穴を開けたサドル。穴の周囲にジェルを入れたものもある。

男性用の穴あきサドルもある。

カットアウトサドル又は女性仕様サドルともいう。

アネロビック (anaerobic)

無酸素のこと。無酸素運動においては処理能力以上の乳酸が生じ、血液のpHは低下する。健康のための運動には適さない。

アナトミックベンド (anatomic bend)

アナトミック曲がり。ドロップハンドルにおいて、伝統的な円弧形の下り部に反して、握りやすいようブレーキレバー下方に設けた斜め後方の直線部。アナトミックは解剖学的そしてベンドは曲がりという意味。イタリアのModolo社が名づけて1986年に市販したのが始まり。ハンドルはアナトミックハンドルと呼ばれる。下部の握る位置は直線部に限定されるので、握る位置の調整性(多様性)は失われる。

アナトミックハンドル (anatomic handlebar)

ドロップハンドルにおいて、伝統的な円形(ラウンド)の下り部に反して、握りやすいようブレーキレバー下方に斜め後方の直線部(アナトミック曲がり)を設けたハンドル。イタリアのModolo社が1986年に市販したのが始まり。

下部の握る位置は直線部に限定されるので、握る位置の調整性(多様性)は失われる。ハンドルからブレーキレバーまでの距離が少し長く(右図)、手の小さい人にはブレーキ操作がしにくいこともある。

寸法は、全幅400~460mm、リーチ65~110mmそしてドロップ120~1650mm。各メーカーのデータを打点して下図に示す。

リーチが大きいとドロップも大きい傾向が見られる。

材質はアルミ合金、炭素繊維強化樹脂(CFRP)、チタン合金またはスカンジウム合金など。

アナトミックサドル (anatomic saddle)

解剖学的サドル。真偽はともかく、サドルに乗るお尻の部分が骨格を含めて解剖学的にどのような構造になっているかという解剖学的配慮をしたサドルと言う意味で使われる。会陰(えいん)を圧迫しないよう、サドル後部の中央に谷を設けその両側の丘部に弾性詰物を入れたサドルに対して、米国のAvocet社(1977年設立)が解剖学的サドルと名づけたのが始まり。その後、サドルに詰物を入れておしりと解剖学的に適合するようにしたサドルという意味合いで使われることもある。なお、サドル製造会社として最も歴史が長いのは、イタリアのSelle Italia社(1897年設立)。

アンカー (グランドアンカー、anchor、lock anchor、ground anchor、security anchor)

概要

自転車泥棒などによる自転車の盗難を防止するため、チェーン錠又はくさりなどで自転車をコンクリートなどの地面または壁面に固定するためのいかり(アンカー)。くさりを通す部分の形状はO形またはU形などがある。

グラウンドアンカー、グランドアンカー、ロックアンカー又はセキュリティアンカーともいう。壁面に付けるものはウオールアンカーという。

使用方法

アンカーはアンカーボルトで固定する。アンカーボルトは付属しているものもある。

コンクリートドリルで下穴をあけ、アンカーボルトを入れてその心棒またはスリーブをハンマーで打ち込むと下部が開きアンカーボルトが下穴に固定される。ボルトが六角レンチで回せないよう、ボルト頭の六角穴に打ち込む鋼球が付属しているものもある。ボルトが回せないようボルトカバーの付いた形もある。

アンカーボルト (anchor bolt)

ブレーキ

ブレーキロープ(ケーブル)を、ブレーキアームおよびちどりなどに固定するボルト。5mm及び6mmがある。アンカーは船のいかりのこと。ロープを通す穴が開いている。ピンチボルトとも言う。

コンクリート

コンクリートに取付けるボルト。コンクリートドリルでコンクリートに穴を開けて、アンカーボルトを差込み頭をハンマーでたたくと、穴に入った円筒部が先端のくさび作用で広がって固定される。広がるように長手方向のみぞが切られている。アンカーなどに使われる。

アンダルシアバイクレース (Andalucia Bike Race)

南スペインのアンダルシアで開催される、6ステージ400kmからなるマウンテンバイク競技。

» 公式ホームページ

アンギュラ軸受 (angular contact bearing、angular contact ball bearing)

軸方向荷重(推力)および半径方向荷重を受けられるよう、玉の接触角を15°~40°とした玉軸受。接触角は、玉と外輪との接触点と玉中心を結ぶ直線が軸と直角な面と作る角度。軸方向の負荷能力は、接触角が大きいほど大きい。

アンクルバンド (ankle band)

足首バンド のこと。

アンクルバンド (ankle band)

足首バンドと同じ。

アンクルガード (ankle guard)

足首ガードのこと。

アンクリング (ankling)

足首動作。ペダル回転の全行程において、ペダルに力を効率よくなめらかに加える足首の動作。アンクルは足首のこと。全行程にわたって、かかと高さがつま先高さより気持ち高め(つま先が下向き)の方が良い。かかと高さがつま先高さより低いと(つま先が上向き)、効率が悪い。

【参考】ペダル行程

案内プーリ (ガイドプーリ、guide pulley)

後ディレイラープーリケージに上下に付いている2個のプーリの内の上のプーリ

外径は54mm程のプーリ(滑車)でチェーンが掛かるようスプロケット状となっている。

チェーンを後輪のスプロケット間に案内することによって変速をする。

平行四辺形に連結したロープシフターで引くことにより、案内プーリは平行移動する。

ジョッキープーリ及び上プーリとも言う。

アノダイズブラック (anodized black)

アノダイズ(陽極酸化)によって着色した黒色。アノダイズの後に色を付けて呼ぶ。例えば、陽極酸化によるシルバー色はアノダイズシルバー。

アノダイズリム (anodized rim)

表面を陽極酸化(アノダイズ)したリム。着色の為に陽極酸化することがある。

安静心拍数 (resting heart rate)

安静時の心拍数。安静心拍数を測る最適な時間は、よく寝た朝の寝床から出る前。安静心拍数は年齢と共に増加し、運動訓練をした人は低い。 安静心拍数は訓練目標心拍数を決めるのに使われる。

ANT+ (ANT+)

カナダのDynastream Innovations社(1998年設立、2006年Garmin社が買収)が開発した低消費電力無線通信用のプロトコール。プロトコールは、センサーなどの機器間のデータの伝達又は貯蔵を制御するための標準手続き。
ANT+の電波周波数は2.4GHz。通信のための消費電力では、ボタン電池は数年間持つ。

多くの無線式のサイクルコンピュータは、プロトコールとしてANT+ を使っている。なお、日本では10mW以下の出力であれば免許は不要。

同じく2.4GHzの無線を使う、短距離(10m以下)通信用のブルートゥース(Bluetooth)より消費電力が相当小さい。ボタン電池で1年以上持つ。

アンティチェーンサック板 (anti chain suck plate)

チェーン噛み込み防止板と同義。

アンチロックブレーキ (ati lock brake)

ブレーキのかけ過ぎなどで、車輪の回転が止まる(ロックする)ことがないようにしたブレーキ。

前輪の回転が止まるとハンドル操作が機能しなくなり、曲がっている時に後輪の回転が止まると横滑りする。

ロックを起こさないようにする部品としては、(1)パワーモジュレータ 及び(2)ブレーキパッド後方に付けたアタッチメント(下図)などがある。

ロックするとアタッチメントが振動してパッドリムから引き離す。

安全ベスト (safety vest)

道路走行中に自動車の運転手に視認されやすくするためのベスト

反射素材で作られているもの、ELで光らせるものなどがある。

メッシュのものもある。

通常、ジャケットまたはジャージーなどの上に着る。

安全帽 (protective helmet)

ヘルメットのこと。1982年に制定されたJIS T8134は「自転車用安全帽」であったが、その後2007年に通称に合わせて名称を「自転車用ヘルメット」に変えている。

安全旗 (safety flag、bicycle safety flag)

背の低いリカンベントまたはトレーラーなどが自動車の運転手などに目立つように自転車の後部などに付けた竿(ポール)に付ける旗。

三角形の旗が一般的。後輪ハブ軸などに固定するための金具が竿(さお)に付いている。

旗の色は黄色、赤色または白色などの目立つ色が良い。

トレーラーに付ける旗は、トレーラーフラッグとも言う。

エプロン (apron)

衣服の汚れを防ぐため、胸、胸からひざ、または腰から下を覆う洋風の前掛け。英語ではエイプロンという。

ワークショップの人が着用するエプロンはワークショップエプロン及びショップエプロンと言う。

上ポケット及び下ポケットの付いた形がある。ポケットには工具などを仮に入れる。クイックリリースバックルの付いた形がある。汚れの目立たない色が多い。素材は木綿及び皮など。

アラミド繊維(aramid fiber、polyamide fiber)

デュポン社が開発したケブラー(商品名)の一般名。ポリアミド繊維とも言う。パラ系とメタ系の2種類に大別される。ケブラーはパラ系。

アーチ (arch)

建造物で、上方へ弓形に曲がった梁(はり)。半円・尖頭形・馬蹄形などがあり、窓・入り口・門・橋などに用いる。

自転車に関連する用語としての「アーチ」

フォーク

サスペンションフォークにおいて、左右の外筒(スライダー)を連結している部分。左右の外筒が剛体として同時に動くようにする。ブリッジとも言う。

ブレーキ

キャリパーブレーキのアームは、建築物のアーチのような形状をしており、アーチと言うことがある。

足の骨が形作っている半円形の骨群。中敷の形状に関係する。女性は男性よりアーチが高い。

アーチサイズ (arch size)

キャリパーブレーキにおいて、フレームセットに固定するピボット芯からブレーキシュー芯(左右のシューの芯を結ぶ直線)までの垂直距離に対するシマノ用語。

アーチサイズが短いと、アーム比が大きくなりブレーキの効きと応答性は良くなるが、泥よけを付ける空間は無くなる。

ブレーキシューのボルトを付けるアームのボルト穴は長穴になっており、リムに対する半径位置が10~15mm調節できる。

調節によってアーチサイズは変わるが、公称のアーチサイズは最大長さを言っている。リーチとも言う。

アーチワイヤー (transverse cable、straddle cable、crossover cable)

カンチ(カンティ)ブレーキなどの中央引き(センタープル)ブレーキの左右のブレーキアームを、同時に引っ張る山形(取付時)のロープ

必ずしもアーチ(半円)形にはなっていない。和製英語。三角ワイヤーとも言う。

アーチワイヤーの山形ロープの山頂部のちどりアンカーボルトブレーキレバーにつながっている主ロープを固定する。

アーチワイヤーとほぼ同じ機能のものとして、リンクワイヤーがある。

【参考】アーチロープ最適角 計算器

アーレンキー (Allen key)

一般には、六角レンチと言う。六角形断面の細い棒をL字形に曲げた工具で、六角穴付ボルトを締めるのに使う。

アーレン(アレン)は米国人であり商標でもあった。

アームバンド (arm band)

自転車走行時に交通安全対策として腕に付ける高可視性のバンド。

アームカバー (arm cover)

夏の早朝の寒いとき及び昼間の腕の日焼け防止のために着用する腕のカバー。

汗は吸収して放散させる。

材質は、ポリエステルなど。

アーム比 (arm ratio)

ブレーキレバーにおいては、その支点からレバーの人差し指部までの距離aと支点からロープまでの垂直距離bの比a/b。

ブレーキアームにおいては、その支点からロープまでの垂直距離aと支点からブレーキシュー中心線までの距離bの比a/b。

アームウオーマー (arm warmer)

概要

防寒のために、腕にはめる左右一対の円筒状の着衣。冬に半袖のジャージーを着用する時、腕の保温に使う。男性用及び女性用がある。

仕様

伸縮性織りの繊維で作られている。シームレス及びシームがある。内面にフリースをつけた形もある。肘の部分を少し曲げた形及び曲げていない真っ直ぐの形がある。上部にシリコーングリッパーを付けた形がある。高可視性とした形がある。

サイズ

メーカーによっては、XS、S、M及びLなどのサイズがある。

材質

羊毛など。

足剃り (leg shaving)

足の毛を剃ること。

主に毛深い欧米の男性のロード自転車競技者が剃る。毛を剃る理由付けとして次のような神話のような事項が挙げられている。

  1. 観衆に足を美しく見せるため。
  2. 事故などで足に傷ができたとき、治療をやり易くするため。
  3. 足の筋肉のマッサージを行いやすくするため。
  4. 空気抵抗を減らすため(全く無視してよいほど)。
  5. 足が汚れたとき清掃しやすくするため。
  6. 粘着性の絆創膏などを貼ったときに剥がれやすくするため。

昔からの単なる習慣であるという説もある。

足踏み空気入れ (foot pump)

床において足で踏んで空気をいれる空気入れ。フットポンプともいう。

レバーを介してピストン棒を押す形および直接ピストン棒を押す形がある。

シリンダーが1筒の形(シングルバレル)および2筒の形(ダブルバレル)がある。

足毛剃り (shaving leg hair、leg hair shaving)

足剃りのこと。

足首バンド (ankle band)

ズボンの下部がチェーンなどに接触して汚れないように足首部を絞るためのバンド。マジックテープなどの連結具が付いている。

アンクルバンド及びズボンバンドとも言う。

反射材の付いた 反射足首バンド もある。

足首ガード (ankle guard)

マウンテンバイクによる丘下りなどにおいて、足首をクランクなどから保護するおおい。足首をおおうキャップが付いている。

圧縮コイルばね (compression coil spring)

ばね鋼を円筒状に巻いたばね。押される力に対して、戻ろうとする。

アジア自転車展 (Asia Bike Trade Show)

2011年から毎年、中国の江蘇省の省都である南京の南京国際博覧会場で行われている自転車展。自転車及び自転車部品などが展示される他、フォーラム及びファッションショーもある。乗車体験ができる体験区域もある。

遊び (play)

部品と部品の間の動きうる余裕。

アスペクト比 (aspect ratio)

縦横比のこと。

自転車の構成品の縦横比(アスペクト比)は、(1)空力リム、(2)空力フォーク、(3)空力フレーム、(4)空力サドル支柱に見られる。

空力リム

空力リムの場合は、アスペクト比 = 高さ(a)/幅 (b)となる。

図のリムは a=24mm そして b=20mm であるから、アスペクト比 a/b = 24/20 = 1.2 となっている。

空気抵抗の減少効果には、リムとタイヤ一体のアスペクト比 = A/B が影響する。

リムとタイヤ一体のアスペクト比(A/B)が 2.5~3.5 のとき空気抵抗は最小となる。

空力フォーク

断面形状を扁平な流線形として、空気抵抗を減らすようにした空力フォークの場合は、アスペクト比=横幅(L)/前幅(D)となる。

空気抵抗に影響する前面投影面積を減らすために前幅を狭くし、強度を確保するため横幅を広くするので扁平になる。

アスペクト比L/D=3~4のものが多い。トライアスロンバイクなどの高速で走る競技車に使われる。

材質は炭素繊維強化樹脂が多い。なお、一般的なフォークのアスペクト比L/D=2前後。

空力フレーム

フレームを構成する上管下管及び立管などには扁平にした管を使っているものがある。その管のアスペクト比 a/b = 1.8~2.6となっている。UCI規則(1.3.020)によれば、管の最大高さは80mmそして最小幅は25mmでなければならない。アスペクト比は3.2以下となる。

空力サドル支柱

サドル支柱の中には上部を扁平にした管を使っているものがある。

ASS (above seat steering)

リカンベントにおいて、ハンドルが座よりも上(具体的にはほぼ肩の高さ)にある操縦方式。OSS と同じ。

圧縮調整 (compression adjustment、compression damping adjustment)

緩衝器(サスペンション)において、路面の衝撃によってピストンが圧縮される速度を調節すること。

AT (automatic transmission、anaerobic threshold)

  • 自動変速
    自動変速
  • 無酸素閾値
    有酸素(運動)から無酸素(運動)へ変わる境界。

ATB (all terrain bicycle、all terrain bike)

オール テレイン バイク。どのような地形でも走れる自転車という意味。軍事用の自転車としても使われる。マウンテンバイクの別名。
フィッシャーとケリーがマウンテンバイク(Mountainbike)という商標を申請したが、手続上等の誤りで拒絶された。そうしているうちに、米国のバイシクル誌がマウンテンバイクという名称を除く、名称コンテストを行い、ATBが入賞したが、より自然なマウンテンバイク(Mountain Bike)という名称が普及した。

アンチロックブレーキ (ati lock brake)

ブレーキのかけ過ぎなどで、車輪の回転が止まる(ロックする)ことがないようにしたブレーキ。

前輪の回転が止まると、ハンドル操作が機能しなくなる。

曲がっている時に後輪の回転が止まると、横滑りする。

ロックを起こさないようにする部品としては、(1)パワーモジュレータ 及び(2)ブレーキパッド後方に付けたアタッチメント(右図)などがある。

ロックするとアタッチメントが振動してパッドリムから引き離す。

圧入 (press fit、press mounting)

穴の内径より大きい外径の軸を、穴の中に強い圧力で押し込むことは圧入という。

内輪などの穴は弾性変形で大きくなり、軸を弾性及び摩擦力で固定し、穴と軸の間で回らないようにする。もし回ると磨耗する。軸(またはステム)の外径をどの程度大きくするかの一例を表に示す。

軸の寸法許容差
軸の呼び寸法[mm]クラス j6クラス k6
10を超え 18以下-0.003~+0.016mm+0.001~+0.020mm
18を超え 30以下-0.004~+0.019mm+0.002~+0.025mm
30を超え 50以下-0.005~+0.023mm+0.002~+0.030mm

これは、関係のある外径とクラスの部分のみJISより抜粋したもの。

一例として、ステムの呼び寸法が25mmで、公差域クラスがj6の場合は、「18を超え30以下」の行を見て、

軸の外径 = (25 - 0.004) ~ (25 + 0.019) = 24.996 ~ 25.019

より、軸(ステム)の外径は24.996と25.019の間に収まるように加工する(クラスはj6またはk6とすることが多い)。

圧入によって取付けるボトムブラケット(プレスフィットBB)がある。

圧入BB (press fit BB、press fit bottom bracket)

プレスフィットBBと同義。

圧力 (pressure)

単位面積に均一に加えられた力。従って、圧力の単位には力と面積が含まれる。力と面積の単位に何を使うかによって、各種の圧力の単位がある。

現在は、世界的に力の単位としてニュートン[N]そして面積の単位として平方メートル[㎡]を使うことになっているため、圧力の単位は[N/㎡]となる。

しかし、一般には[N/㎡]をパスカル[Pa]と略記する(1 Pa = 1 N/㎡)。

パスカルはフランスの哲学者・数学者・物理学者で、大気圧および液体圧に関する業績があることに敬意を表し、単位に採用された。

【参考】圧力単位の換算

圧力計 (pressure gauge)

概要

空気などの流体の圧力を指示する計器。自転車ではタイヤなどの空気圧力の測定に使われる。

型式

アナログ式およびデジタル式がある。アナログ式圧力計は、圧力が加わると変形するブルドン管の変位を小形のラックとピニオンを介して指針を回転させる。デジタル式は圧力センサーを使っており、液晶画面に数字で表示する。デジタル式は電池が必要。

仕様


  1. 仏式バルブおよび米式バルブ両方に対応している形がある。
  2. 空気入れに付属しているもの及びタイヤのバルブに当てて計測するものがある。空気入れ付属の圧力計は、空気入れの空気出口よりホースなどで圧力を引いている。
  3. ホース先端とバルブの間に付ける形がある。

圧力単位

Pa(パスカル)以外の圧力の単位は規格外であり、いずれ使われなくなるので、圧力単位はkPa(キロパスカル)又はMPa(メガパスカル)であるものを選定する。

オースバイク (Ausbike)

2009年から毎年、オーストラリアの南東部、ビクトリア州の州都であるメルボルンで開かれている自転車展。一般の人は有料。会場の面積は約3000m2。2010年のオーストラリアの自転車の販売台数は130万台で自動車の販売台数より多い。

オートシフト (autoshifting、automatic shifting)

自動変速

速度などを検知して、自動的に変速すること。外装変速機(スプロケット+チェーン)および内装変速機(歯車)などの自動変速がある。

誤変速

誤作動で意図せずシフト(変速)すること。例えば、立ち漕ぎなどでペダルに大きな力を加えると、後輪の小さいスプロケットへシフトすることがある。

AWD (All Wheel Drive)

全輪駆動。二輪車の場合は、両輪駆動および2輪駆動と同じ。オフロードの走行に向いているので、マウンテンバイクに使われる。

アクスル (axle)

軸の俗語。主に固定軸(前輪および後輪のハブ軸のように回転しない軸)に使われる。クランク軸のような回転軸(回転する軸)はスピンドルまたはシャフトと呼ぶことが多い。

日本語の「軸」は、回転軸および固定軸のいずれにも使われる。

あやどり (spoke crossing)

ハブフランジの外側から通したスポークを内側から通したスポークの上に重ねて交差させること。

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