座り漕ぎ
座り漕ぎは立ち漕ぎに比べてエネルギー消費が少ないので長距離の登坂に適しており、座り漕ぎで登れるギア比があることが望ましい。
立ち漕ぎ
立ち漕ぎは、急な短い坂を上る時、坂の途中で加速する時またはスプリントにおいて、サドルから腰を浮かせてペダルに体重をかける走法。ペダルにかけた体重がつりあうよう、自転車は踏み込むペダルと反対方向に少し傾ける(振る)。自転車は左右に振るが、ダンシング(踊り)とも言われるからと言っても、体は振ってはならない。立ち漕ぎは、サドルでお尻を支持していないので脚と足の筋肉の適切な制御が難しい。立ち漕ぎは、座漕ぎに比べてエネルギー消費が10%ほど多いので、不必要に立ち漕ぎをしないことが望ましい。次の場合は、立ち漕ぎを必要とする。
(1) 競技において、坂などで加速をする必要がある場合。
(2) 坂がきつくて、座漕ぎで対応できるギア比がない場合。
(3) 背中を伸ばして、背中痛を直したい場合。
立ち漕ぎ登坂勾配 計算器
ペダルに体重をかけて立ち漕ぎすると、何パーセントの坂まで登ることが出来るか計算します。
体重から後輪スプロケット歯数までを半角数字で入れて、「計算」を押して下さい。立ち漕ぎで登ることのできる坂の最大勾配が出ます。
- 計算例
- 体重65kg、自転車質量13kg、 クランク長170mm、後輪外径668mm、クランクスプロケット歯数22Tそして後輪スプロケット歯数12Tの場合、登坂できる最大勾配は13.4% となる。13.4%の道路勾配は、水平距離100mに対して垂直に13.4m登る傾きを表している。