馬てい錠
ワイヤー錠
チェーン錠
箱形錠
U錠
手錠錠
アラーム錠
リンクプレート錠
自転車固定錠
Uロックホルスター
ロッキングスキュアー
キックスタンド錠
キーチェーン
馬てい錠
錠より円弧形の棒を出して、リムの内側のスポーク間に通して錠の反対側に入れて施錠する方式の錠。主に、シティ車のシートステイに取付けて、後輪が回らないようにするために使われる。リング錠とも言う。自転車泥棒が合鍵を作りやすく、また破壊しやすい。前輪には別の型式の錠を付けることが望ましい。
ワイヤー錠
錠に固定されていて先端に連結金具の付いたワイヤーロープを錠に差し込んで環状とする錠。一般に、ロープを後輪ホイールおよびフレームに通して後輪が回転しないようにする。路面に固定された金属棒などにフレームを固定することもできる。ケーブル錠及びケーブルロックとも呼ばれる。
チェーン錠
リンクがチェーン(くさり)でできている錠。くさりの部分にはカバーが付いている。くさりは錠と一体にした形および錠としては小さなU錠を使っている形がある。キーであける形および数字ダイヤルを合わせてあける形がある。腰に巻いて運搬する形がある。くさりの材質はメーカーによって異なり、切断しにくい硬度の大きい特殊鋼を使っているメーカーもある。
箱形錠
箱形をした錠。箱錠ともいう。スポーク間に錠の棒を入れて車輪が回わらないようにする。主に、シティ車に使われる。安全性は高くない。JIS D9456(自転車-錠)においては、箱形錠は自転車用補助錠と位置づけ、他の自転車用錠と併用するように規定している。
U錠
- 概要
- 挟む部分がU形の錠。1972年にKryptonite社が市販したのが始まり。横向きにすると、Dの字に見えるので、D錠とも言う。シャックル錠とも言う。O(Ω)形もある。オートバイ用は大きいが、自転車には小形でよい。前照灯と一体にした形がある。
- 取付
- 一般に、後輪のリムをフレームの後三角に留める。 フレームを駐輪場の支柱に固定することもできる。かぎで開ける形及びダイヤルで開ける形がある。かぎを下から入れる形式は横から入れる形式よりも自転車泥棒が壊しにくいと言われる。
- 寸法
- 幅78~109mm、高さ80~230mm、シャックル(かせ)径12~13mm。
- 質量
- 700~1000g。
- 保持具
- ズボンのベルトなどで保持する保持具として、Uロックホルスターがある。
手錠錠
カフロック又はカフ錠とも言う。2個の手錠(ハンドカフ)をチェーンで繋いでいる。一方の手錠で自転車のフレームなどを挟み、他方の手錠でフェンス柱又は自分の他の自転車などを挟む。手錠には樹脂コーティングがしてあり、フレームの塗装に傷が付かないようにしている。
アラーム錠
自転車泥棒を撃退するために警報(アラーム)の出る錠(ロック)。警報の大きさは、110dBが一般的であるが中には120dBもある。電池が必要。警報の出し方は、ケーブルの切断を検知する形または内蔵センサーで動きと衝撃を検知する形などがある。前輪又は後輪のディスクブレーキのローターに付ける形もある。
リンクプレート錠
鋼製の6個のリンクとシリンダー錠で構成している錠。リンクを後輪リムおよびフレームの後三角に通して固定する。又はフレームを何かの固定物に固定する。リンクの全長は約80cm。折りたたむと小さくなる。
自転車固定錠
コンクリートなどの壁または塀に自転車の上管(トップチューブ)を固定する錠。錠はアンカーボルトで壁または塀に固定しておく。錠は自転車のハンガーを兼ねている。錠の上部の取っ手で棒を引いて錠を開き、上管を置き、錠棒を差し込んで鍵をかける。
Uロックホルスター
U錠(Uロック)をズボンのベルトなどで保持するための保持具。ホルスターはピストルの革ケースのこと。
ロッキングスキュアー
車輪またはサドルの盗難防止のために、鍵または専用のレバーを使わなければ開放できないようにしたスキュアー。セフト(盗み)プルーフスキュアー又はセキュリティスキュアーとも言う。串(スキュアー)の長さは、前輪のつめ間隔、後輪のつめ間隔およびサドル支柱クランプによって異なるが、鍵または専用のレバーは共通となっている。鍵の種類を多くして盗まれにくくした形もある。レバーを使わずに、六角レンチで開閉する形式もある。
キックスタンド錠
キックスタンドを足で押し出すと、ホイールを通って反対側に着地するようになっている。数字ダイヤルを回して開錠する。キックスタンドを下ろす動作と施錠が同時に行われる。
キーチェーン
鍵(キー)に付けるひもなど。ひもの端には鍵が紛失しないよう小物(キーホルダー)を付ける。
小物として次のようなものがある。
(1) 犬の目がLEDライトとなっている形。ライトで鍵穴を照らす。
(2) 小さなライトが付いた形。
(3) 水準器及び巻尺の付いた形。
(4) マルチ工具となっている形。
(5) 方位計(コンパス)の付いた形。