自転車用語 (f)
フェースプレート (face plate)
概要ハンドルステムにおいて、ステム本体にハンドルを固定するための前方の曲面板。意匠を付けた形がある。
取付ボルト
2本のボルトで固定する形及び4本のボルトで固定する一般的な形がある。 4本ボルトは、プレートが歪まないように、1→2→3→4と対角線の順序で少しずつ均等に締める(右図)。緩めるときも順序は同じ。
リコール
Specialized Bicycle Components社は、2006年自転車モデルのカーボンステムのマグネシウム合金フェースプレートに亀裂が入るとしてリコールした。
メーカー
Ennello 、など。
フェイスウォーマー (face warmer)
顔に寒気が当たるのを防止するために顔に被る着衣。首も覆う形は、ネックウォーマー と言う。
顔を覆う着衣としてバラクラバがある。
メーカーは、W. L. Gore & Associates 、など。
フェーシング (facing)
部品の表面または端面を平坦にすること。一般には、平坦になった面は部品軸に対して直角となる。元は、工作機械の用語。
BBシェル(ポトムブラケット シェル)の端面を平坦にする工具として、BBフェーシングセットがある。
頭管の端面を平坦にする工具として、頭管フェーシングセットがある。
フェード (ブレーキフェード、fade、fading、pad fade、brake fade)
ブレーキパッドとリムまたはブレーキローター等との間の摩擦力が低下し、ブレーキの効きが悪くなること。
ディスクブレーキおよびドラムブレーキ(内拡ブレーキ)で起こしやすい。摩擦熱によりパッドの温度が上昇して、摩擦係数が低下することが原因。
その原因としては、次の3つの現象がある。
(1) パッドの摩擦係数は温度によって変わり、ある温度を超えると温度の上昇と共に急速に低下していく。
(2) パッドが高温になると、パッドの表面が溶け、その潤滑作用で摩擦係数が低下する。
(3) 高温によりパッドの揮発性物質が蒸発し、その蒸気薄膜の上を滑るため、摩擦係数が低下する。
故障率曲線
故障率
特定の機器集団の使い始めてから寿命までの、故障率統計をとると、故障率は期間にわたって一定ではなく、使い始めと寿命前に大きいことが分かる。これは自転車という機器にも当てはまる。
故障率曲線

グラフの縦軸に故障率をとり、横軸に期間(時間)をとって、故障率を打点すると、その形状は料理に使うフライパンの断面のような曲線となる。一般に、この曲線は、その形状から、浴槽曲線(バスタブカーブ)と呼ばれる。
初期故障
故障率は使いはじめに大きく(フライパンの上端部分)、時間がたつと急激に減少していく(フライパンの側壁部分)。この期間の故障は初期故障と言い、故障原因は設計不良、製造不良、材料欠陥または環境との不適合など。この期間は初期故障期間と呼ばれる。
多くの場合、初期故障期間は保障期間より短いが、保障期間より長い場合もある。製品によっては、試運転を行ってその間に初期故障を起こした製品は出荷しないこともある。
偶発故障
初期故障期間を過ぎると、故障率はほぼ一定の小さい値となり、長時間続く(フライパンの底の部分)。この期間の故障は偶発故障と言う。そして、この期間は偶発故障期間と呼ばれる。
磨耗故障
寿命に近づくと、磨耗、疲労、劣化などによって故障率は急激に大きくなっていく(フライパンの他端の側壁部分)。寿命までのこの期間の故障は磨耗故障と言う。この期間は磨耗故障期間と言う。
フェアリング (fairing)
空気抵抗を減らすための流線形の覆い。冬には防寒の役目もする。
透明のプラスチック製(ポリカーボネイトなど)で、主にリカンベントの前面に取り付ける。
空気抵抗は5~15%減少する。
自転車全体を覆う形もある。日光及び雨に対する覆いとして、キャノピーがある。
フェアリングで全面をおおったリカンベントは、ベロモービルという。元は航空機用語。
メーカーは、 Mueller Human Power など。
ファニーパック (fanny pack)
ウエストバッグと同じ。デジカメ、携帯電話などの小物を入れる。主に、短・中距離用。
FAQ (Frequently Asked Questions)
よくある質問。
ファッションショー (fashion show)
新しいデザインの衣服の発表会。その衣服をファッションモデルが身につけて、ショー形式で行われる。
サイクルモード 、ユーロバイク及びインターバイクには自転車衣服のファッションショーがある。
ファスナー (fastener)
互いにかみ合う金属または合成樹脂の歯(務歯という)を布テープに取り付け、金具をすべらせて開閉する留め具。ジッパーとも言う。
ファットバイク (ファットタイヤバイク、fat bike、fat tire bike)

概要
ファットタイヤを装備した自転車。
海岸の砂上、オフロード及び冬の雪上などを走る。
2005年頃から市場に出るようになった。
仕様
(1) リムはファットバイクリムを使う。(2) タイヤ外径は26インチ及び24インチ。
(3) タイヤ幅は3インチ(76mm)、4インチ(102mm)及び4.8インチ(122mm)など。
(4) 駆動はチェーン駆動及びベルト駆動がある。
(5) 内装変速機または外装変速機が付いている。
(6) ディスクブレーキを使っている。
(7) 泥よけの付いた形がある。
(8) フォークはユニクラウン。
(9) 電動式がある。
メーカー
Borealis Bikes 、Budnitz Bicycles 、Charge Bikes 、Defiant Bicycle 、Fatbikes 、On-One 、Salsa Cycles 、Sandman 、Surly 、TommiSea Bicycles 、など。
ファットタイヤ (fat tire)
一般には、丘下り(ダウンヒル)などに使われる、タイヤ幅2.3インチ(58mm)以上のタイヤを言う。
ファットバイクリム (fatbike rim)
ファットバイクのホイールに使うリム。材質は、アルミ合金及びカーボンなど。
メーカーは、Borealis Bikes 、Surly 、など。
FD (Front Derailleur)
前ディレイラーの記号およびシマノの前ディレイラーの形番の頭に付けている記号。 例: FD-7700。
FEA (finite element analysis)
有限要素解析。 コンピュータモデルによってデザインを分析する。モデルはノードという点及びそれを結ぶメッシュで構成している
(左側の図、メッシュは分かりやすくするため実際よりも大きくなっている)。メッシュは荷重が働いたとき、どのように反応するかを定義した材質及び構造的性質を含むようにプログラムされている。 右側の図は上管及び下管が頭管と接続している部分のフレームに働いている応力の3次元(3D)の有限要素解析の結果を示している。 メッシュは小さくかつ目立たなくなっている。
赤色は応力の大きい部分、水色は応力の小さい部分そして緑色はその中間応力の部分を示している。
フィードストップ (feed stop)
サイクリングイベントなどにおいて、飲料水及び食品を補給する場所。フィードステーションとも言う。

フィードゾーン (feed zone)
自転車ロード競技などにおいて飲み物又はフードバッグを競技者に手渡す区域。フィート (feet、foot、ft)
フートの複数形。主に米英で使われる、ヤードポンド法の長さの単位。1フート=304.8ミリメートル。西欧人の足(フート)または靴の長さが基準になっていると言われる。
1フートの12分の1は1インチ。
フェルト (Felt)
Jim Feltが1991年に創立した中小の自転車メーカー。本社はカリフォルニア州アーバイン(Irvine)。写真は本社建屋及びエンジニアリング部。
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フェンダー (fender)
米国用語で、泥よけのこと。 マッドガード(主に英国)とも言う。
フェンダークリアランス (fender clearance)
米国用語で、泥よけすき間のこと。
フェルール (ferrule)
アウターキャップ と同じ。フェルールはキャップを意味する仏語。
ファイバーフィックススポーク (FiberFix spoke)
スポークが折れたときに使う、ケブラー(アラミド繊維)紐で作った緊急用の補修スポークの商品名。スポークの代用として使う。
リムに付けたニップルに補修スポークを3~4回転ねじ込む。紐をハブフランジのスポーク穴に通してからカムに引き返し、図に示すように紐をカムに通す。
カム部を回してニップルにねじ込み、紐に張力を与える。張力の大きを適切にして、リムに横方向のたわみをなくする。
スポーク数が36本の車輪は1本のスポークが折れても何とか走ることができるが、スポーク数の少ない車輪は1本でもスポークが折れるとリムが変形して致命的となり走行できない。
メーカーによっては、緊急スポーク(イマーゼンシースポーク)と言っている。
メーカーは、Emergency Spoke 、Morrison-Barrios 。

ファイナルレイヤー (final layer)
外皮。表層。多層でできた物体の最後(ファイナル)の層(レイヤー)。例えば、次のようなものがある。
- 炭素繊維強化樹脂(CFRP)製のフレームなどは、炭素繊維を多層にして作るがその最終層。
- フレームの塗装などは重ね塗りをして多層になるが、その外皮(最終仕上げ塗装)。
- タイヤの外皮(踏面など)。
- タイヤのコードの繊維層(プライ)の数は2~5層であるが、その最外層。
- 多層でできたジャケットなどの外皮(例えばゴアテックス)。
- 重ね着をしているときの表面に出ている衣服(最後に着た服)。
- 競技場などの走路面の表面(最終仕上げ)。
フィニッシングテープ (finishing tape)
ドロップハンドルなどにハンドルテープを巻いたとき、ハンドルステム側のハンドルテープ端の上に巻いてほどけないように固定するための裏面に粘着剤の付いたテープ。一般には、ハンドルテープに付属している。右図はフィニッシングテープを巻き始めた状態。
粘着力が弱いときは、先に電気絶縁テープを巻いて、その上に巻くこともある。稀に、エンドテープ(和製英語)と呼ばれることもある。
ファーストエイドキット (first aid kit)
応急処置用のキット。ファーストエイドは応急処置のこと。
バンドエイド、アルコールパッド及び包帯などのキット。
必要なものを個々に買ってキットにしてもよい。
メーカーは、Care Plus 、など。
フィットネス (fitness)
健康及び体力の維持・向上などを目的として行う運動。図はペダリング力を向上させる運動の一例。
フィックストギア (fixed gear、fixed sprocket)
固定スプロケットのこと。ギア(歯車)とスプロケット(鎖車)は形状も機能も異なる。フィックスドギア とも言う。英語の発音はフィックストギア。
フィックストギアバイク (fixed gear bike)
固定スプロケット自転車と同じ。フィックスドギアバイクとも言う。英語の発音はフィックストギアバイク。
フィクスドギアハブ (fixed gear hub)
固定ハブとも言う。英語の発音はフィクスドではなくフィクスト。従ってフィクストギアハブのこと。
フィックストシューズ (fixed shoes)
固定スプロケット(フィックストギア)の付いた自転車に使われるトウクリップペダルに使う靴。トウクリップに入れやすいように靴先はやや尖っている。靴底のかかとは平坦で出っ張っていない。皮製が多い。一般には、トラックシューズという。
メーカーは、Quoc Pham 、など。
フィクシー (fixie)
固定スプロケット自転車に付けられた米国の俗語。フィクシーのフィックス(fix)は固定の意味。
フランジ間距離 (ハブフランジ間隔、flange spacing、hub flange spacing)
ハブフランジ の左右のフランジの厚みの中心間の距離。ハブフランジ間隔とも言う。フランジ間距離が長いと、車輪の強度は大きくなる。
フランジ間距離はスポーク長に影響する。
フラッシュランプ (flashing lamp)
点滅ランプ。点滅するランプ。自転車用のフラッシュランプ は、1964年にキャットアイが最初に市販した。
フラッシャー (flasher)
フラットバーロードバイク (flat bar road bike)
ロードバイクのハンドルはドロップハンドルであるが、そのハンドルを最初から平ハンドル(フラットバー)にした自転車。平ハンドルのためマウンテンバイク用のシフター及びブレーキレバーが使われる。
外観はクロスバイクに似ているが、クロスバイクがマウンテンバイク寄りであるのに対しこのバイクはロードバイク寄りとなっている。
街乗り自転車及び通勤自転車などに使われる。
1980年代に、Ridgeback社などが世に出したのが始まり。
メーカーは、Bianchi 、Giant Manufacturing 、Ridgeback Bikes 、など。
フラットバーロードバイク (flat bar road bike、flat handlebar road bike)
平ハンドルロードバイクのこと。
フラットハンドル (フラットバー、flat handlebar、flatbar)
フラットペダル (flat pedal)
結合ペダルでない、平ペダルのこと。シティ車のペダルは、一種の平ペダル。
フラットスポーク (flat spoke、flattend spoke)
平スポーク、扁平スポーク又はブレードスポークのこと。
フラットタイヤ (flat tire)
チューブがパンクして空気が抜けて平坦になったタイヤ。2012年ツール・ド・フランスでTony Martinが乗った自転車(Specialized)はガラスの破片でパンク(右図)してフラットタイヤになった。
踏面が非常に薄いタイヤを使っていた。
フラットランドバイク (flatland bike/bicycle、flatland BMX bike/bicycle )
曲乗り用のBMX(バイシクルモトクロス)自転車。自転車の回転などが行いやすいよう、短いホイールベースとなっている。足を乗せる太い曲乗りペグ(BMXペグ)が、前輪ハブ軸および後輪ハブ軸の左右に付いている。
後輪ハブにフリーコースターが付いていることが多い。ブレーキは前輪、後輪共に、Uブレーキが使われる。
車輪に強度を持たせるために、スポーク数は多い(36本または48本など)。
タイヤは20x1.75または20x1.95などの高圧スリックタイヤが多い。クランクスプロケットは小さい。
フレーム材質はクロムモリブデン(クロモリ)鋼が一般的。
ハンドルを360°回転させてもブレーキロープ(ケーブル)が捩れないようジャイロと呼ばれる装置が頭管の上に付いている。
メーカーは、KHE Fahrradhandels 、など。
フラットランダー (flatlander)
曲乗り用のBMXバイク(フラットランドバイク)を使って平地(フラットランド)で曲乗りをする人。平地は舗装された広場、駐車場、ハードテニスコート、球技場または体育館など。
「フラットランダーの動画」フリーマーケット (flea market)
中古品などの露天市。自転車関連のフリーマーケットは、自転車フリーマーケットと言う。
フリース (fleece)
刈り取った羊毛のように起毛して毛羽立たせた織物。保温のために使う。材質はポリエステル繊維など。
フライトデッキ (Flight Deck)
シマノのサイクルコンピュータの商品名。ハンドルに付けたコンピュータのブラケットと回転数センサー及びSTI レバーと配線でつなぐ。
始動・停止及びモード切替は、STI レバーフード部のそれぞれの小さいボタンで操作する。STI レバーからの信号によって画面には使用しているクランクスプロケット及び後輪スプロケットが表示される。 ケイデンスはタイヤ周長、使用スプロケット歯数及び車輪回転数より計算して表示する(計算ケイデンス又は仮想ケイデンス)。 従って、例えば下り坂などでペダルを漕いでない時(ケイデンスは零)でも、車輪回転数に対応したケイデンスが表示される。
その他の機能は、走行速度(現在、平均、最大)、ギア比、走行距離、時間、ストップウオッチおよびラップなど。フライトデッキ本来の意味は操縦室のこと。
フリップフロップハブ (flip flop hub)
概要
両側にスプロケットまたはフリーホイール付きスプロケットを取付けできるようにした後輪ハブ。
フリップフロップは逆にするという意味。車輪をはずして左右を逆にすると、左右のスプロケットを使い分けることができる。
OLD
ロックナット間距離(OLD)は120mmが一般的。
種類
(フリー - 固定) および (固定 - 固定) の2種類がある。
フリー - 固定
片方に単速のフリーホイール付きスプロケットを付け、他方に固定スプロケットを付けて逆にすると、フリー及び固定の機能を使うことができる。
左右の歯数は同じにするか又はフリーホイール側のスプロケットの歯数を多くする。
フリーホイールの歯数は、16T、17T、18T、20Tおよび22Tがある。
固定 - 固定
ハブの左右に歯数の異なる固定スプロケットを付けて逆にするとギア比を変えることができる。
歯数が変わるとチェーンの軸間距離が変わるために、
後輪つめはそれを吸収できる切込みが必要。固定スプロケットの歯数は、13T、14T、15T、16T、17T、18T、19T、20Tおよび21Tがある。
フロート (float、pedal float)
概要
靴のクリートとペダルを結合する結合ペダルの結合状態において、ペダリングで足またはひざを痛めないよう、靴を自由に左右回転できること。
その範囲(フロート角)はメーカー型式によって7~9度。0~9度の範囲でフロート角を設定できるものもある。
フロート角が大きいほど、靴をはずすことのできる角度(リリース角)も大きくなる。
フロート軸
靴がその軸を中心にして水平回転をすると見なせる仮想のフロート軸がある。その位置の一例は、ペダル軸の前方約25mm。
種類
メーカー型式によって次の3種類のフロートがある。
(A) (自由) 好む位置に自由に動く。
(B) (ばね) 中立位置に戻そうとするばねの力が働く。
(C) (摩擦) 規定角度内において、摩擦力に打ち勝って好みの角度にできるが、自由には動かない。
中には2.5mmの横方向のフロート(横フロート)のある形がある。
フロートの意味
フロートは自分の足(靴)位置が確定できないことに対する補償であるという見方もある。自由にフロートすることは、滑りながら歩いているようなものだという見方もある。
フロートがない方が靴からペダルへの力の伝達効率は高い。トウクリップにはフロートはない。
歴史
フロートの付いた結合ペダルは、フランスのタイム社が1989年に始めて市販した。
フロート角 (float angle、floating angle)
靴とペダルを結合する結合ペダル(クリップレスペダル)において、靴を動かすことができる角度。 フロート角の例は、±3°、±5°、±7.5°、4.5°または9°など。
フロアポンプ (floor pump)
空気を入れるに当たって、手で押す手押し式と足で踏む足踏み式がある。
フルード (fluid)
流体または作動流体。流体ディスクブレーキおよび緩衝器などに使う作動流体。
ブレーキと緩衝器では作動流体の機能は異なる。流体が油の場合は作動油とも言う。
なお、英語ではフルードではなく、フルーイッドと発音する。
組成
鉱油系が多い。メーカーによって組成及び粘度が異なるのでメーカー指定のものを使う。
ブレーキ用
ディスクブレーキに使う作動流体はブレーキフルード(ブレーキ作動流体)と言う。 ブレーキ作動流体はブレーキ掛けによって温度が上がるので、指定の沸点のものを使う。
緩衝器用
緩衝器に使う作動流体はショックフルード(緩衝器作動流体)と言う。緩衝器作動流体は指定の粘度のものを使う。
自動車用
自動車用の作動流体を使っているメーカーもある。自動車用の作動流体は非鉱油系であり、シール材が侵されることがあるから鉱油系のブレーキに使ったり混ぜたりしてはならない。 自動車用は腐食性及び毒性がある。
フライングスタート (flying start)
(1) 助走スタート。自転車競技において助走路を走りながらのスタート。
(2) 自転車競技において発走員に自転車を押してもらうスタート。
フォーム (foam)
樹脂又はゴムなどを発泡させたもの。樹脂を発泡させたものはフォームプラスチック、発泡プラスチック又は発泡樹脂と言う。
ゴムを発砲させたものはフォームラバー又は発泡ゴムと言う。フォームは泡のこと。
折りたたみヘルメット (folding helmet、fold-able helmet)
小さくして持ち運びし易くするために、折りたたむことのできるヘルメット。通勤及び街乗りなどに使われる。下図は折りたたみヘルメット3例。折りたたむと約半分の大きさとなる。
フォールディングタイヤ (folding tire、folding tyre)
折りたたみタイヤのこと。
フードバッグ (food bag)
ツール・ド・フランスなどの自転車ロード競技などにおいて、 手渡すフードなどの入ったバッグ。
バッグとしては簡易なトートバッグなどが使われる。
バッグの中身はエナジードリンク、ジェル及び食物など。
バッグ及び中身はチームによって異なる。
おにぎりも入れているチームがある。
競技者の要望の物も入れることもある。
フィードゾーンで受け取り、肩にかけて走行しながら食事をする。
フットポンプ (foot pump)
フットポンプ (foot pump)
床において足(フット)で踏んで空気をいれる空気入れである足踏み空気入れのこと。
フォークブレード (fork blade)
フォーク本体のことで、クラウンとつめの間の部分。
単にブレードとも言う。ブレードは刀身のこと。管で作られている。
種類
断面形状は楕円及び長方形がある。
曲がりブレード及び真直ぐブレードがある。
曲がりブレードの曲がりの始点は、メーカーによって異なり、ブレードの上から1/3~2/3の位置。
長さ
フォーク長さはブレード長さで表わされる。
ブレード曲げ機
右端図は、曲がりブレードを作るために金属製ブレードを曲げるための、油圧式のブレード曲げ機械。
機械中央部に水平にブレードを固定する。機械の上部左側は制御盤。その右は油圧シリンダー。
下部中央には角形の油圧タンクに載った油圧ポンプがある。
油圧ポンプと油圧シリンダーは、油圧制御器を介して油圧ホースで連結している。油圧シリンダーがブレードを押して曲げる。
フォークブーツ (fork boot、fork boots)
サスペンションフォークの内筒(スタンション)に被せるブート(蛇腹状の防護カバー)の複数形。マジックテープの付いた伸縮性のシートを巻きつける形(右写真)もある。
土砂、水などからの保護およびシールの寿命向上のために付けることがある。
材質はネオプレンなど。
Lizard Skins 、など。
フォーク長 (fork length)
操縦管(ステアリングコラム)の中心線と平行に測って、フォーク肩から前輪ハブ軸芯までの距離。フォーク長はブレード長さと等しい。
フォーク長はタイヤ外径でほぼ決まるがサスペンションが付くとトラベルに対応してフォーク長は長くなる。
各メーカーのリジッドフォークの長さを右図に打点して示す。黒点はロードバイクそして赤点はマウンテンバイクである。
フォーク長の平均を計算すると、ロードバイクは約375mmそしてマウンテンバイクは約430mmである。
フォーククラウン (fork crown)
フォークの上部で操縦管が付いている部分。フォーク肩とも言う。単にクラウンとも呼ばれる。ラグクラウン(右写真の3例)およびユニクラウンがある。
ラグクラウンはクラウンとラグが一体となっており、ブレードをラグに差し込んで接合する。
ハンドルを回したとき、クラウンがフレームの下管(ダウンチューブ)に当たってはならない。
メーカーは、タカハシテクノ 、など。
フォークエンド (fork end)
エンドは端のこと。
ハブ軸を入れる下向きの切込みが付いている。
フロントドロップアウトとも呼ばれる。
稀に、チェーンステイの後端部の爪をフォークエンドと言うことがある。
フォーク幅 (fork width)
前輪ハブのロックナット間距離はロードバイクは100mmであるが、マウンテンバイクのディスクハブは100mm及び110mmがある。
フォークジグ (fork jig)
フォークの製作に使うジグ。フォークの組立、溶接、ロウ付け又は加工などを行うために、その構成要素を所定の正確な位置に固定する装置。
図はフォークジグ3例。左端図は操縦管、ブレード及びハブ軸を固定している。中央図は操縦管、及びハブ軸を固定し、ブレードは支持している。
右端図は趣味の製作用に販売している木製のジグ。フレームの製作に使うフレームジグもある。
フォーク空気入れ (fork pump)
サスペンションフォークに空気を入れるための高圧空気入れ。緩衝器空気入れ と同じ。
フォークレッグ (fork leg)
フォーク足。フォークの構成要素は、上から順に操縦管(ステアリングコラム)、フォーク肩(クラウン)、ブレードおよび前つめである。このうち、ブレード及び前つめを合せて、フォークレッグ(フォーク足)と呼ばれることがある。
フォークラグ (fork lug)
フォークのクラウン(フォーク肩)として使うラグ。肩の形状は、水平形及び山形などがある。
上に操縦管が付き、下部左右にブレードが付く。
ラグを使ったフォークは、ラグフォークと言う。
キャリパーブレーキ又は泥除けなどを取り付けられるように、ラグ中心部に雌ねじ又は穴を設けた形がある(右端図)。 製法はプレス加工、鋳造及びCNC旋盤など。
フォークマウント (fork mount)
後輪は外さずに固定する。ワゴン車の車内に固定するフォークマウントもある。
フォークオフセット (フォークレイク、fork offset、fork rake)
一般には、フォークを前方へ円弧状に曲げることによって、オフセットを作る。オフセットが大きいとハンドルの動きが早い。レイクとも言う。
レイクはフォークブレードが傾いているという意味。トレイルに影響する。
「フォーク及びトレイル」フォークポンプ (fork pump)
サスペンションフォークに空気を入れるための高圧空気入れ。緩衝器空気入れ と同じ。
フォーク試験機 (fork testing machine)
フォークの耐衝撃性及び疲労限度などを試験する試験機。図の試験機は一例。
JIS D9402(自転車-前ホーク)に規定している試験方法:
ホークステム(操縦管)をヘッド部分で保持し、ホークつめに取り付けた負荷ジグに、
ホークステムに直角な方向に±450Nの力を100,000回加えたとき、破損又は見える亀裂の有無を調べる。
欧州にはCEN安全基準がある。
メーカーは、Chun Yen Testing Machines 、など。
フォークすき間 (fork clearance)
フォークとタイヤの間のすき間で、次の2箇所のすき間がある。マウンテンバイク及びサイクロクロスバイクの場合は泥詰まりと関連する。タイヤ壁面(タイヤ側面) : タイヤ(側壁)とフォーク内面間の最小すき間(右図のa寸法)。タイヤ幅が関連する。
タイヤ踏面(タイヤ外面) : タイヤ(外面)とクラウン内面間の垂直すき間(右図のb寸法)。フォーク長およびタイヤ外径が関連する。
サスペンションフォークの場合は、トラベルを考慮する必要がある。
なお、サスペンションフォークを90°回転したときの、クラウン(フォーク肩)と下管下部とのすき間をフォークすき間または下管すき間と呼ぶことがある。
このすき間がないと、フォークを回転したときにフォーク肩が下管に当たる。
フォークサスペンション (fork suspension)
フォーク支柱 (fork stem、steer column、steering column、steerer、steerer tube)
フォームフィット (form fit、form fitting)
(衣服などが)体にぴったり合う。フォームは体型。フィットはぴったり合う又は合っている。
スキンスーツ、トライスーツ、トライブリーフ及びクロップトップなどは本来フォームフィットとなるように作られている。
フォワードシートポスト (forward seatpost)
前方に変位させたシートポスト(サドル支柱)。英語の発音は、フォワードではなくフォーワード(前方に)に近い。約73°の立管角を実質的に78°に大きくする。
サドルクランプ部を前方に変位させた形及びサドル支柱を前方に曲げた形がある。
メーカーは、Profile Design 、など。
fps (frames per second)
ビデオカメラなどに使われる用語で、1秒間のフレーム(イメージ)数。脳は約1/15秒イメージを保持するため、その間に次のイメージを受け取ると 動きの感覚となる。HDテレビは50fps又は60fpsとなっている。ビデオカメラは24fps、30fps及び60fpsなど。上図は、6.3fps。
フレームバッグ (frame bag)
概要
フレームの前三角の内側などに取付けるバッグ。
取り付けスペースの関係から形状は三角形が多いが、かばん状の長方形及び六角形状もある。三角形の形状は三角バッグ及びトライアングルバッグとも言う。
取付位置
(1) 上管(トップチューブ)の上部。ステムバッグという。
(2) 上管(トップチューブ)の下部。
(3) 頭管(ヘッドチューブ)の後方。
(4) 立管(シートチューブ)の前方。
(5) 下管(ダウンチューブ)の上部。ボトルケージボスに取付。


メーカー
モンベル 、Abus 、Detroit Cargo 、Free Parable Design 、Mountain Equipment Co-op 、Nisnas Industries 、Retrovelo 、Salsa Cycles 、SKS-Germany 、Syncros 、
Vaude Sport 、Zixtro 、など。
フレームエンド (frame end)
フレーム剛性 (frame stiffness)
フレームの剛性。右図は自転車メーカーであるLapierre社のフレーム剛性試験装置。
フレームの3箇所に同時に荷重を加える。
試験データは自動的にデータベースに記録される。
フレームハンドル (frame handle)
自転車を片手で持ち上げて運ぶために、フレームの下管及び立管に取付ける皮製のバンドの商品名。自転車を持って階段を上がるときなどに使う。
フレームジグ (frame jig、frame building Jig)
フレームの溶接、ロウ付け又は加工を行うために、それらの構成要素を正確な位置に固定する装置。治具(じぐ)という当て字が使われる。フレームの両側から作業ができるよう垂直に固定する形が一般的であるが、水平に固定する形もある。
各種のフレーム仕様に合わせた、管などの位置決めのための固定並びに寸法および角度の調節ができるようになっている。
単純なものから複雑なものまであり、その構成は多種多様。

ほとんどは、フレーム製作業者が独自に作ったものであるが、市販品もある。
趣味用に販売している木製ジグがある。

フォークのジグであるフォークジグもある。メーカーは、Anvil Bikeworks 、Arctos Jigs 、Bringheli 、Jiggernaut 、など。
フレーム空気入れ (frame pump)
自転車のフレームに取付ける空気入れであり、フレームポンプと同じ。
フレームロック (frame lock)
自転車のフレームに固定する錠。例えば、馬てい錠などがある。あるメーカーしか使っていない用語。
フレームナンバー (frame number)
フレームに刻印されている一連番号のこと。自転車が特定できる。
フレームポンプ (frame pump)
概要
![]()
フレームのポンプペグ(掛け具)または空気入れホルダーに取り付けて持ち運ぶ小形空気入れ。携帯ポンプとも言う。
種類
ペグ取付型は、ポンプペグ間に挟んで取り付けるための圧縮コイルばねを内蔵している。
この空気入れのサイズは、取り付けるペグ間の距離で表す。
スリーブを動かすことにより、ペグ間距離に合わせて長さを調節できる形がある。
ホルダー取付型は、空気入れホルダーを付属しているものもある。
空気入れを押す取っ手は、軸上で円筒状のものとノブ状のものがある。
床または道に置いて、床置き空気入れとして使えるようにした形式もある。
長さは500mm前後。質量は100~300g。
空気抵抗上管(トップチューブ)の下に付けると、立管(シートチューブ)に付けるよりも、高速での空気抵抗は約0.8%少ない。
メーカー
Avenir 、Park Tool 、Specialized Bicycle Components 、Topeak 、Zefal 、など。
フレーム製作 (frame building)
フレーム試験機 (frame testing machine)
フレームの強度及び疲労限度を調べる試験機。CENなどの試験標準に基づいて行われる。
自転車メーカーが自社で使用するために独自に製作したもの及び試験機メーカーが製作したものがある。
荷重は重り又は油圧シリンダーで加える。



フレームしなやかさ (frame flexibility)
フレームがしなやかであること。外力によってフレームが変形する程度が大きいこと。しなやかなフレームは一般に剛性が小さい。
フレームサイズ (frame size)
![]() |
| C-C |
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| C-T |
メーカーは1つの形の自転車に対し、4~7種類のフレームサイズをそろえている。そして、平均身長の人がほぼ中央のフレームサイズとなるようにしている。 サイズの刻みは、ロードバイクでは20mm、25mmまたは30mmそしてマウンテンバイクでは25mm、30mmまたは50mmとなっている。
日本人の青年の平均身長は、男子が約171cmそして女子が約158cm。一方、欧米人の平均身長は男性が約178cmそして女性が約163cm。
上管長と合わせると、自転車の大きさがほぼ決まる。 自分に合うフレームサイズを知ること又は決めることをフレームサイジングという。
「フレーム」 、「フレームサイズ」。フレームサイジング (frame sizing)
自転車に乗る人の身体に合う自転車のフレームサイズを決めること又は知ること。
フレーム寸法図 (frame skeleton、frame geometry)
フレームの部材を太い線などで書いて、フレームの各部の長さ、高さ及び角度を記入した図面。フレームの基本設計に使う。 まともな自転車なら、カタログおよびホームページに記載されている。 長さとしては、頭管長、上管長、立管長、フロントセンター、リアセンター(チェーンステイ長)、車軸間距離(ホイールベース)およびフォークオフセットなど。 高さとしては、上管高さ、BB高さおよびBB下がりなど。角度としては、頭管角(ヘッド角)および立管角など。
右図は、フレーム寸法図の2例。記号に対応する寸法が寸法表に記載されている。
寸法図によって自分の体型などに合う自転車かどうか判断する。
「フレーム寸法記入表」フレーム材質 (frame material)
フレーム材質としては鋼(スチール)、アルミ合金、チタン合金および炭素繊維強化樹脂(CFRP)の4種類がある。
鋼としては、低炭素鋼、高張力鋼およびクロムモリブデン鋼などがある。より軽量なフレームを求めて、使う材質が多様化した。
フレームビルダー (frame builder、framebuilder)
フレーム製作者またはフレーム製作会社のこと。製作者の場合は、素人(アマチュア)および専門家(プロ)がいる。
客の仕様に合わせて作るフレームは、注文フレームと言う。フレームの作り方には、溶接式、ラグ式、ラグ溶接併用式および一体構造(モノコック)式があり、
そして管の材質にはアルミ合金、クロモリ鋼およびCFRP(俗に言うカーボン)などがあって、製作者の得意分野がある。工具として、フレームジグを使う。
フレームの作り方を4日間で教える民間の小さな専門学校(The Bicycle Academy)が英国にある。
フレームセット (frameset、frame set)
概要自転車の基本的な管構造体であるフレームに
フォークを装着したもの。
構造
ヘッドセットも付いている。
頭管(ヘッドチューブ)がテーパーヘッドチューブの形がある。
稀に、サドル支柱(シートポスト)が付属している形がある。
使用するボトムブラケットに対応するポトムブラケットシェルであることが必要。
寸法
フレームサイズは、各種ある。材質
アルミ合金、クロモリ鋼、チタン合金及びカーボン(炭素繊維強化樹脂)など。
塗装してあるので、一見して材質は分らない。
デザイン
フォークは架空の動物の前足とし、シートステイ及びチェーンステイは後ろ足とした形がある。
メーカー
グラファイトデザイン 、Culprit Bicycles 、Cyfac 、Dromarti 、Electra Bicycle Company 、Fabike 、Fairdale Bikes 、 Kindhuman 、Kyklos 、Planet X 、Shand Cycles 、
Starley Bikes 、Terraferma Cycles 、Time Ssport 、 Trek Bicycle Corporation 、Trigon Bicycles 、Velo Orange 、Xpace Industrial 、Zullo 、など。
フリーギア (freewheel sprocket)
後輪のフリーホイールに付いているスプロケットを意味する和製英語。対立語は固定ギア。スプロケット(鎖車)をギア(歯車)と呼ぶのは本来は誤り。
フリーストローク (free stroke)
ブレーキレバーの空引き距離。ブレーキパッドがリム又はブレーキローターに当たるまでのレバーの引き距離。レバーのリーチの調整ねじとは独立に、フリーストローク調整ねじで調整できる。
フリーコースター (freecoaster、freecoaster hub)
一般のフリーハブは自転車を後に動かすと、ペダルは逆回転する。曲乗り用BMXバイク(フラットランドバイク)の後輪ハブとして使われることがある。
フリーハブ(freehub、FH)
フリーホイールの機構と一体となった後輪ハプ。フリーホイールの外殻はスプラインとなっておりカセットスプロケットを装着する。この部分はフリーハブボディと呼ばれる。
ハブ軸受が付いている位置はメーカーによって異なり、シマノの場合はハブ外端およびフリーハブボディ外端に付いており、この一対で荷重を受ける。
スプラインの歯数は、シマノが9歯そしてカンパニョーロが8歯で互換性はない。写真のハブ軸の左に付いているレバーはクイックリリースのレバー。
フリーハブボディ (フリーボディ、freehub body、freebody)
フリーハブにおいて、フリーホイールの組み込まれた部分。この部分の外殻にスプラインがありカセットスプロケットが付きトルクを伝達する。
内端につめ車(ラチェット)又は/及びつめそして外端にハブ軸用の軸受が組み込まれている。
スプラインの形状および数はメーカーによって異なるために互換性はない。
外殻の材質はアルミ合金またはチタン合金など。
メーカーは、シマノ 、Bitex Industrial 、Boyd Cycling 、Zipp Speed Weaponry 、など。
フリーライド (FR、freeride、free ride)
フリーライドバイクによる、オフロードなどにおける規則およびゴールなどのない自由な乗り方。丘下り、丘上り、凹凸部のジャンプによる飛び越え及び低い崖からの飛び降りなど曲芸に近い乗り方をする。
一般に、フリーライドシューズを履く。
フリーライドをする人をフリーライダーと言うことがある。
フリーライド (freeride)
マウンテンバイクで降下、ジャンプおよびスタントなどを行う乗り方。
フリーライドバイク (freeride bike、free ride bike)
フリーライドに使うマウンテンバイク。一般に、長トラベル(150mm以上)のサスペンションが付いている。ハードテイルおよびフルサスペンションがある。
強度と耐久性を確保するために、フレーム、ハンドル、ステム、リムおよびタイヤなどが頑丈になっているため、
自転車質量は13kg以上と重くなっている。
部品群としてはシマノのSaint などが使われる。
メーカーは、Mondraker Bicycles 、など。
フリーライドシューズ (freeride shoe)
メーカーは、シマノ 、Deckers Outdoor 、FiveTen 、など。
フリースタイル (freestyle)
BMXバイクで行う芸当。次のような種類がある。
ストリートライド(街にある手すり、柵または壁などを使う)、
パークライド(スケートパークで行う)、
フラットランド(平坦な舗装地で曲芸をする)および
バート(U字形の滑降コースで空中に飛び上がる)など。
バートは垂直のこと。
フリースタイルバイク (freestyle bike)
フリースタイルのためのBMXバイク。衝撃に耐えるように、フレームおよび車輪は堅牢に作られている。
車輪は20インチで金属スポーク数は48本。樹脂スポークもある。
オフロードでは使わないので、ブロックタイヤではなく舗装路用の滑らかなタイヤが付いている。
ブレーキは前輪および後輪に付いている。
曲乗りのためのBMXペグが前輪および後輪の軸に付いている。
ブレーキロープがもつれずにハンドルが360°回せるように、BMXローター (ジャイロ)が付いている。
フリーホイール (freewheel)
概要
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| 爪車 (ラチェット) | 爪 (ポール) |
正回転のときは爪(ポール)が爪車の歯に引っかかり回転を伝えるが、逆回転のときは爪が爪車の歯の上を滑って回転が伝わらない。
写真では、爪はスプロケットの付くフリーハブボディに付いて、爪車はハブ本体に付いている。
軸受、爪車及び歯を一体にした方式がある。歯としてはチェーン用及び歯付ベルト用がある。
フリーハブボディに付いているスプロケットを一体にして、フリーホイールと呼ぶこともあるが、適切でない。
機能
フリーホイールがないと、例えば下り坂でペダルを止めると、車輪の回転によって逆にペダルが回される。
歯の数
爪車(ラチェットギア)の歯の数が多いほど爪と噛み合うまでの回転角が小さくなるため、駆動までの時間(ペダルを漕いでから後輪が回るまでの時間)が短くなる。
歯数は20(写真)~45歯。歯数が多いほど外径は大きくなる。45歯の形は360°/45=8°より、後輪が最大8°の回転で噛み合う。
爪の数
3個(写真)または4個が多いが6個もある。歴史
1869年にアンデンが特許をとり、1898年にサックスが商品化した。
メーカー
White Industries 、など。
フリーホイールリムーバー (freewheel remover)
めすスプラインに工具のおすスプラインを入れてスパナで左に回すと、ロックリングが外れてカセットスプロケット及びフリーホイールが外れる。 その際
フリーホイールが回らないよう、カセットスプロケットをチェーンウイップで回り止めをする。 ロックリングを取り付けるときは、ねじにグリースを塗り工具(リムーバー)を右に回す。
固定トルクは40Nm程度。フリーホイールは回らないのでチェーンウイップは必要ない。工具の芯出し用の案内ピンが付いている形(左)および付いていない形(右)がある。
メーカーは、Birzman 、Park Tool 、Unior 、など。
フレンチバルブ (French valve、Presta valve)
タイヤの中のチューブに付いていて、空気を入れるための弁の1つの形式。本体はリム穴から外に出ている。仏式バルブまたはプレスタバルブとも呼ばれている。
フリクションシフト (friction shifting)
摩擦シフトのこと。フリクションは摩擦のこと。
フリクションシフター (friction shifter)
摩擦(フリクション)シフターのこと。摩擦シフト の原理によるシフター。 摩擦シフターの例としては、下管シフター(ダウンチューブシフター) 及びバーエンドシフターがある。
フロントケーブルハンガー (front cable hanger)
前輪用のカンティ(カンチ)ブレーキなどのアウター(ケーブルハウジング)を固定するために使うケーブルハンガー。フロントセンター (front center、front center distance)
なお、後輪軸心とBB軸心の距離は後中距離(リアセンター)と呼ばれる。
フロントディレイラー(front derailleur)
前ディレイラー のこと。
フロントドロップアウト (front dropout)
フォークの先端についている爪である フォークエンド のこと。
フロントエンド (front end、front fork end)
フロントフォーク (front fork)
フォークと同じ。リアフォーク(チェーンステイのこと)と対をなす用語。
フロントハブ (front hub)
前ハブ。前ホイールの中心部にあって、ハブフランジからスポークがリムに向かって出ている。ハブの構成要素は、ハブ軸、ハブシェル及び軸受。
用途としては、ロードバイク用、マウンテンバイク用及びトラックバイク用(トラックハブ)などがある。
フランジのスポーク穴数は、28、32又は36穴など。ロックナット間距離(OLD)は、100mm。
クイックリリースの付いた形もある。
フロントパニア (前パニア、front pannier)
前(フロント)パニアラックに取付ける前(フロント)パニア。
フロントトライアングル (front triangle)
フロントホイール (front wheel)
フロントホイールドライブ (front wheel drive)
前輪駆動のこと。
FRP (Fiber Reinforced Plastics)
繊維強化樹脂。繊維(炭素繊維、ガラス繊維またはケプラー繊維)を入れることにより強度を向上させた合成樹脂(プラスチック)。炭素繊維を入れたものはCFRPそしてガラス繊維を入れたものはGFRPと呼ばれる。
FS (full suspension、front suspension )
- フルサスペンション。前輪および後輪ともにサスペンション(緩衝器)が付いている。
- フロントサスペンション。前輪のサスペンション。フォークサスペンションと同じ。
FSA (Full Speed Ahead)
自転車部品のメーカー。クランクセット、ボトムブラケット、ヘッドセット、ステム、サドルおよび車輪などを作っている。
本部は米国そして工場は台湾。開発、設計および生産は工場でおこなっている。
FTP (Functional Threshold Power)
この用語を作ったDr. Andrew Cogganは、次のように定義している。「ライダーが1時間の間、疲労せずに作り出すことのできるベストな平均動力」
青年の男性に関しては、初心者はFTP=200~230W、中級者はFTP=280~350Wそして上級者はFTP=400W~。
20分間最速で走ったときの平均動力の95%は、FTPの近似値となる。
風洞 (wind tunnel)
概要
整流した所定の風速の風を流して、自転車又は車輪などの空気抵抗及びCdAを測定する設備。
自転車を漕いでいる状態での自転車と人体を合わせた空気抵抗も測定できる。
空気抵抗が最小となる乗車姿勢を知るためにも使われる。
自転車などの支持体には空気抵抗(力)を測定するセンサーが付いている。
風向
風が当たる方向(ヨー角)が変えられるよう、自転車などの支持板(床)は水平回転できるようになっている。
ヨー角が変ると空気抵抗は変る。
実例
上の写真の左より順に、(1)風洞に自転車を設置した状態。前方に整流板の付いた空気吹き出し口が見える。(2)風洞に空気を循環させる送風機。空気はダクトによって循環するようになっている。
(3)乗車状態。自転車だけの状態と人が乗った状態では風の流れが異なるので、人がペダルを漕いでいる状態で測定することには意味がある。
(4)データをパソコンの画面で見ている。何れも別の施設。
営業
風洞で乗車姿勢を変えて空気抵抗を測ることなどを商売にしている会社としては、A2 Wind Tunnel 、FASTER及びVelo Scienceなどがある。
施設
テキサスには風洞複合体があり、テキサスA&M大学のFlight Research Laboratoryなどの6施設の風洞が近接して設置されている。
何時でも自由にテストできるように自社で風洞を持っている自転車メーカーがある。
右図は2012年に建設したスペシャライズドの風洞。
ベルギーに本社のある自転車メーカーLidleyは、ヘルメットメーカーのLazerなど4社と共同で2013年に自社に風洞を建設した。
費用
風洞を借りる費用は、1時間当たり日本円にして3~6万円。
CFD
コンピュータが発達しているので、計算流体力学(CFD)及びコンピュータを使って風洞の代わりをさせる方法がある。
深曲がりハンドル (deep handlebar、deep drop handlebar)
一般に、ドロップが深いと、リーチも長い傾向がある。一般に、トラックハンドルはドロップが深い(長い)。
風向角度 (wind angle)
自転車の進行方向と風向との角度。真横からの風は風向角度90°となる。
右図の自転車の風向角度は約15°。
複合材 (composite)
複数の材料を組み合わせて、単独の材料に無い特性を持たせたもの。例えば、炭素繊維と合成樹脂(エポキシなど)を複合させた材料は、炭素繊維複合材または炭素繊維強化樹脂(CFRP)と呼ばれ、フレームおよびホイールなどの多くの部品に使われる。
フルアシスト自転車 (full electric bicycle、electric bicycle、electric bike)
フル電動自転車 と同じ。
フルカーボンフォーク (full carbon fork、full carbon fiber fork)
フル電動自転車 (full electric bicycle、electric bicycle、electric bike)
電動機(モーター)および蓄電池を備え自走するが、ペダルを用いて人力によっても走行できる自転車。フルアシスト自転車または電動自転車とも呼ばれる。
法規上は「ペダル付きの原動機付自転車」と呼ばれ、道路交通法第2条第1項第10号に該当する。従って、運転免許の取得、標識(ナンバー)の交付、自賠責保険の加入およびヘルメットの着用等、原動機付自転車の規則に従うことが必要。
最大出力は500Wのものが多い。内装外装変速機または外装変速機が付いている。
フルフェースヘルメット (full face helmet、full-face helmet、fullface helmet)
概要
全顔ヘルメット。保護のために、首から上(頭および顔)を覆うヘルメット。
上下の角度調節のできるバイザーが付いている。複数の吸気孔および排気孔が付いている。
目を保護するために、ゴーグルも着用するのが一般的。ゴーグルを着用できる顔面開口となっている。首を保護するためにネックブレースを装着することもある。
ダウンヒルヘルメット又はDHヘルメットともいう。
用途
マウンテンバイク走行では速度の速い丘下り(ダウンヒル)、BMX競技及びフリーライドなどに使われる。
特殊仕様
(1) 外音を聞きやすくした形もある。
(2) 中のパッドおよびライナーを外して洗浄できるものもある。
サイズ
XS、S、M、LおよびXL。
質量
メーカー及びサイズによって異なり、950~1130g。
材質
外殻材質は、ABS樹脂、ガラス繊維強化樹脂および炭素繊維強化樹脂(CFRP、俗に言うカーボン)など。内面は発泡ポリスチレン。
規則
UCIは、丘下りなどのマウンテンバイク競技においてはフルフェースヘルメットを着用しなければならないとしている。
リコール
Bell Sportsは転倒時にあごひも(チンストラップ)のプラスチック製バックルが破損してヘルメットが外れ負傷することがあるとして、2009~2011年に米国で約31,100個、カナダで約2,500個販売したヘルメットをリコールした。
メーカー
オージーケーカブト 、サンコーテクノ 、Alpina 、AXO Sport 、Bell Sports 、Bluegrasseagle 、CASCO 、Catlike 、C Originals 、Cratoni helmets 、Fly Racing 、Fox Head 、Giro 、Kali Protectives 、KED helmsysteme 、LAZER Helmets 、MET Spa 、One industries 、POC 、SixSixOne 、South Shore Bicycles 、
Specialized Bicycle Components 、THE Products 、Troy Lee Designs 、TSG 、Vans(Pro Tec) 、Vigor Helmets 、など。
フルグラブ (full glove)
フルフィンガーグラブの略語で 全指手袋 のこと。フルグローブとも言う。
フルサスペンション (フルサス、full suspension、fullsus)
概要
サスペンションが前輪(フォーク)および後輪(フレーム)に付いている形式。
用途
クロスカントリー、丘下り(ダウンヒル)およびフリーライドのマウンテンバイクに使われる。
利点
(1)乗り心地が良く疲れにくい。(2)自転車の制御性が良い。(3)タイヤの接地性が良くなる。
欠点
(1)高価。(2)質量が大きい。(3)保全箇所が多くなる。
走行エネルギーの一部がサスペンションに吸収されるが、丘下りでは問題にならない。
後サスペンションが付くと高価かつ質量が大きくなるので、オフロードの路面状態が後サスペンションを必要としているか検討を要する。
フルフィンガーグラブ (full finger glove、fullfinger glove)
全指手袋と同じ。
踏み幅 (tread)
左右のペダルの中心間の水平距離。踏み幅は大腿骨の関節間の距離より短いことが望ましい。踏み幅を広げる部品としては、ペダルエクステンダーがある。
マウンテンバイクのペダルはロードバイクのペダルよりも踏み幅が大きい。
噴霧塗装 (spray painting)

スプレーガンを使って圧縮空気で塗料を噴霧して塗装する。刷毛による塗装に比べて均一で綺麗な塗膜が得られる。
塗膜厚さは薄い。
噴霧器 (スプレイヤー、sprayer)
水を霧状にしてふき出させる器具。蒸発熱による身体の冷却を目的としている。
ハンドルステム下に付けた100mlの貯水容器からハンドルに付けた噴霧ノズルへ細いホースで水を引いている。
レバーを引くと上半身の衣服に向かって噴霧される。
噴霧方向は変えられる。
貯水容量から見て約300回の噴霧が出来る。
メーカーは、Q-Fog 、など。
ファニーバイク (funny bike)
前輪が後輪より小さく、そのためフレームの上管が前方に傾斜している自転車。
ハンドルはブルホーンハンドルが一般的。単段及び多段(変速機付き)がある。タイムトライアル用の自転車として使われたことがある。
標準のロードバイクで走るより空気抵抗が少ない。
速度だけを追求した乗車姿勢が取れるようにした自転車なので、サイクリングや旅行には向かない。このような外観の自転車はファニー(おかしな、変な)に見えたらしい。
単に変わった形の自転車をファニーバイクと呼ぶこともある。
UCI は、自転車の定義として、「自転車は等しい直径の2つの車輪を持つ乗り物である。・・・・・」(1.3.006)としているので、UCI公認の競技には使えない。
振れ取り (truing)
スポークのニップルを回すなどして、ホイールの振れを調整して、ハブ軸に対する真円度および垂直度を出す作業。ホイールを振れ取台に置いて行う。
忍耐力のある女性が男性よりも向いているかも知れない。
結束バンドを使って現地で点検することもできる。
振れ取台 (トゥルイングスタンド、truing stand、wheel truing stand )

概要
ホイールのハブ軸を支持して、横方向の振れ(横振れ)および半径方向の振れ(たて振れ)を調整して振れを無くすことにより、軸に対する車輪の真円度および垂直度を出すために使う台。
特殊仕様
(1) 半径方向および左右方向の距離ゲージが付いたものもある。
(2) ダイヤルゲージを取付できる形もある。
(3) ホイールメーカーは、独自の振れ取台を使っている。
メーカー
箕浦 、ホーザン 、DT Swiss 、Park Tool 、Tacx BV 、Unior 、Weldtite Products 、など。
参考
「工具」
振取台
風速計 (air flow meter、anemometer)
風速を測定する計器。半球状の風杯(ふうはい)や風車の回転速度により測定するもの、風圧を測定して風速を求めるものなどがある。
風の温度も合わせて表示する形が多い。
風速の単位は[m/s]である。
大気圧及び湿度も表示する形がある。風向も知ることができる形がある。
メーカーは、大田計器製作所 、
佐藤計量器製作所 、Nielsen-Kellerman 、など。
腐食 (corrosion)
金属材料が使用環境中の酸素、湿気及び雨水などの物質と反応して金属イオンまたは非金属の化合物となって損耗していく現象。
風向 (wind direction)
風の吹いてくる方向。風速計の中には風向も測定できる形がある。
風速 (wind speed、wind velocity)
風が1秒間に動く距離。向かい風があると風圧を受け、ペダルを漕ぐのが重くなる。風圧は風を受ける投影面積に比例し、かつ風速の2乗に比例する。気象庁の発表する風速は地上10mの風速であるが、風速は地上高によって変わっている。 地面に近づくほど風速は遅い。その関係を右図に示す。グラフの縦軸は地上高そして横軸は風速となっている。旅行の荷物を自転車の低い位置に置くと、向かい風により荷物が受ける風圧は少しは小さくなる。
向かい風において前傾姿勢を取ると、受圧面積が減ると同時に早い風速を受ける部分も減る。ただし、無風状態における走行によって受ける相対的な空気流速は、地上高によって変わらない。 風力発電の羽根が高い位置にあるのは、高いほど風速が早いため。
自転車走行に関しては風向角度がある。
冬ジャケット (winter jacket)
防寒のために冬に着用するジャケット。防寒仕様となっている。
ウインタージャケットとも言う。
冬手袋 (winter glove)
手の防寒などのために、冬に着用する手袋。手首の部分が長くなっている形が多い。
風が通らない外皮を使い、かつ防寒の詰物が入っているか又はフリースライニングが付いている形がある。
手首から熱が逃げないよう、ベルクロ(マジックテープ)による手首止め又は引き紐による手首締めが付いている形がある。
冬用の手袋としてロブスター手袋が使われることもある。
メーカーは、オージーケーカブト 、パールイズミ 、モンベル 、Galibier 、など。
冬靴 (winter shoe、winter cycling shoe、winter bike shoe)
冬に履く防寒仕様の靴。ウインターシュー又はウインターシューズとも言う。
ウインターシューズはウインターシューの複数形。
多くは足首部の保温のために、長靴(ブーツ)となっている。
最も冷えるつま先の保温を強化している。
靴の内面及びインソール(中敷)にフリースライニングをした形もある。
ロードバイク用とマウンテンバイク用では、靴底(アウトソール)の突起及びクリート座が異なる。
ロードバイク用は3本ねじ穴そしてマウンテンバイク用は2本ねじ穴となっている。ほとんどの自転車靴のメーカーは、少なくとも一種類の冬靴を作っている。
毎年、デザインなどを変えるメーカーがある。



