概要
腰までの長さの上着。用途によって、風、雨(防水)および寒さ(冬用)を防ぐものがある。
種類
男性用および女性用がある。長袖(ロングスリーブ)及び半袖(ショートスリーブ)がある。
ロードバイク用およびマウンテンバイク用がある。襟(えり)の高いもの(ハイカラー)もある。
朝夕など寒いときにジャージーの上に着るよう、軽量で折りたたんでジャージーのポケットまたはサドルバッグなどに入るものもある。
構造
前面および背面にポケットが付いたものがある。夜間に自動車などの照明光を反射する布を模様として入れたものもある。袖などに反射帯を付けたものもある。
前傾姿勢で腰を覆うよう、背面下部にバックフラップ(ドロップテール)の付いたものもある。水平のジッパーが付いていてバックフラップを取り外しできるものもある。
フードの付いたものもある。背中に防雨形の水平排気孔を設けたものもある。ジッパー(チャック)は防水仕様であるものが多い。
サイズ
XS、S、M、L及びXLなどがある。サイズは胸囲で表す。サイズと胸囲の対応表を付けているメーカーもある。
材質
ナイロンまたはポリエステルなど。
服の色
明るい色の服装は、横を通過する車が自転車との間にあける間隔を増す効果があるという研究報告(G R Watts,1983)がある。
フード(ずきん)の付いたジャケット。
防寒または防雨などのために付いている。
取外しのできるフードもある。
ゴアテックスなどの防水・放湿性の素材で作ったジャケット。
夏用及び冬用などがある。
防雨フードの付いたものと付いてないものがある。
ジャケットと一体になったフード及び着脱できるフードがある。
ポケットの付いた形は、雨が入らないようにふたが付いている形もある。
概要
競技およびサイクリングなどに着用する上着。
柔らかく、伸縮性に富む。防寒、保温のためにジャケットの下に中間着(ミッドレイヤー)として着ることもある。
種類
男性用および女性用がある。ロード用およびオフロード用がある。
長袖(ロングスリーブ)、半袖(ショートスリーブ)および稀に袖なし(スリーブレス)がある。
1着しか購入しない場合は、半袖として冬はアームウオーマーを着用するという方法もある。
競技用には薄く軽い素材の体に密着するものが使われる。
特殊仕様
(1) 前面は防風性そして背面は通気性とした形がある。
(2) 女性向けのデザイン及びスタイルを志向したものもある。
(3) 女性向けにブラを組み込んだ(ビルトインした)ものもある。
(4) 男女のペアー用に男用と女用の色柄を統一したものもある。
(5) 背面に後ポケットを付けた形がある。
(6) 胸ポケット及び前ポケットの付いた形がある。
(7) フード(ずきん)の付いた形(フードジャケット)がある。
(8) 裾のまくれ防止に後ろ内部の下部にシリコンストリップを付けた形もある。
(9) 安全対策として腰にLED照明を付けた形がある。
(10) フードが付いて折りたたむと2.5 literの大きさになり携帯できる防雨形がある。
(11) 下部内側にすべり防止のためのシリコーングリッパーを付けた形がある。
構造
乗車姿勢で分けると、前傾姿勢用及び直立姿勢用がある。前傾姿勢用は前面の長さよりも後面の長さが長い。直立姿勢用は前面と後面の長さが等しい。
腰が伸縮性になっているものもある。背中又は両横がメッシュになったものもある。
ジッパー
ジッパーは無いもの、下までの全ジッパー、胸の途中までの半(ハーフ)ジッパーおよび1/4のクオータージッパーがある。
全ジッパーは夏の通気のために胸の開度を調節できる。ボタン掛けの形もある。
サイズ
XS、S、M、L及びXLなどがある。サイズは胸囲で表す。サイズと胸囲の対応表を付けているメーカーもある。
フィット
フォームフィット(ぴったり)、ルーズフィット(ゆったり)及びその中間のスリムフィットがある。
後ポケット
後ポケットは、背中の腰部に付けたポケット。
ポケットの数は、1袋、2袋および3袋がある。
ジッパーの付いた形もある。3袋の内1袋だけにジッパーの付いた形もある。
1袋、2袋又は3袋プラスジッパー付の1袋の形もある。
風を受けて抵抗になることがある。リアポケットまたはバックポケットと呼ばれることもある。
試着
お店で試着するときは、乗車姿勢を取ることが大切。直立では胸の回りなどがきつい場合でも、乗車姿勢では丁度良いことがある。逆に、直立で丁度良いと乗車姿勢ではゆるいことがある。
長袖を購入する時は手を前に伸ばして、十分な長さがあるか確認する。
材質
ポリエステル、ナイロン(ポリアミド)、羊毛(ウール)、メリノウール、綿およびこれらの混紡など。羊毛は主に冬用。
中空繊維を使ったものは保温性が良い。メリノウールに竹炭を加えて吸湿及び吸臭気性を良くしたものがある。
服の色
明るい色の服装は、横を通過する車が自転車との間にあける間隔を増す効果があるという研究報告(G R Watts,1983)がある。
フードの付いたジャージー。
- 概要
ひざの上までの短いズボン。
前にファスナーが付いている。
単数形はショートそして複数形はショーツであるが、日本では1着でもショーツと呼ばれる。ショートは短いという意味。
- 種類
体形などの違いにより男性用および女性用がある。ロード用及びオフロード用がある。身体に密着する形(タイト)およびゆったりした形(バギーショーツ)がある。
肩から吊るすショーツはビブショーツという。
- 成形
多くは伸縮性を持つように織られている。4枚、6枚または8枚(パネル)の布を縫い合わせ立体成形したものが多い。枚数の多いほうが身体になじむ。
ハンガーで吊ると、4枚構成は平坦であるのに対し6枚または8枚構成(パネル)は曲線を描く。4枚は前傾の少ない乗車姿勢に向いている。
6枚は中間の傾斜の姿勢に向いている。8枚は大きな傾斜の姿勢に向いている。サドルと接触する股には縫い目のないのが一般的。
ショーツが脚でずり上がらないよう、グリッパーを付けた形及び下端を伸縮性の2重バンドにした形などがある。
- パッド
お尻にパッドの入ったものが一般的。パッドの形状などはメーカーによって異なる。パッドには吸汗速乾性の繊維が使われる。
パッドの目的はクッションではなく湿気の放出のため。そのため、パンツははかないものとされている。クッションとしてパッドを入れるのは邪道。
- ポケット
後または/および前にポケットを付けた形もある。オフロード用は振動などで収容物が飛び出さないようファスナーを付けている。
- 寸法
およその脚長は、短(80~150mm)、中(150~200mm)そして長(200~250mm)。
UCIの規則では、競技に使用するショーツはひざの上までなければならない。
- 素材
素材はナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、羊毛(ウール)またはこれらの混紡など。
汚れの目立たない黒色系よりも明るい色のものが交通安全上は望ましい。
- 種類
体形などの違いにより男性用および女性用がある。身体に密着する形(タイト)およびゆったりした形(バギー)がある。肩から吊るすショーツはビブショーツと呼ぶ。
- 試着
お店で試着する時は、直立ではなく自分の自転車走行時と同じ前傾姿勢をして見ることが大切。
体及び股に密着しない、ゆるやかなショーツ。バギーはだぶだぶという意味。
自転車から降りて活動することのある、旅行、通勤および買物などに使われる。長距離走行には向かない。
多くはポケットが付いている。 メッシュ又は湿気を放出する繊維の裏地が付いているものが多い。
サドルとの接触部にパッドの付いたものもある。パッドはクッションではなく、湿気を放出するためとされている。
ショーツの下には下着を着用しないものとされている。腰バンドとしては、ひも、帯又は伸縮性のバンドなどがある。
腰で固定せず、肩から吊るすショーツ。
女性用は胸部を覆っている形が多い。
競技者が着ることが多い。
腰から下の素材及び構造等はショーツと同じ。
上着を着るとショーツと見分けがつかない。
ビブはよだれ掛けのことで、肩からショーツを吊っている部分を指す。
ビブをメッシュにしたもの及び後ポケットを付けたものもある。
ショーツはショートの複数形。
伸縮性のある布地を用いて、腰から下をぴったりとおおうように作られた衣服。主に、防寒用として着用する。身体に密着しているほうが暖かい。
生地の厚さは、薄いものから厚いものまである。厚いものは気温が0°以下の低温に適している。
パッドは付いているものと無いものがある。
タイツの下にショーツをはく場合はパッドは不要。腰ひもの付いたものもある。タイツはタイトの複数形。日本では1着でもタイツと呼ばれる。
腰で固定せず、肩から吊るすタイツ。主に、防寒用として着用する。男性用と女性用では胸部等が異なる。
腰から下の素材及び構造等はタイツと同じ。上着を着るとタイツと見分けがつかない。ビブはよだれ掛けのこと。タイツはタイト(ぴったりした)の複数形。
上下が一体となった体に密着するトライアスロン用の衣服。トライアスロンスーツとも呼ばれる。
ポケット付きもある。お尻にサドル用の小パッドを入れたものもある。男性用と女性用がある。
素材はポリエステル、ポリアミドおよびテフロンなど。
単数形はスートであるが、日本では1着でもスーツ(複数形)と呼んでいる。
上下一体で足首まであり、体に密着する水着。トライアスロンの遠泳において使用する。使用目的は、保温性を持たせて冷水に対して体を保護すること、及び浮力を付け且つ水の抵抗を減らして早く泳げるようにすること。
腕まで覆うフルスーツおよび肩と腕を覆わないスリーブレスがある。スリーブレスは腕の動きの自由度が大きいが、約18°以下の低水温ではフルスーツで保温することが望ましい。素材はネオプレンゴムまたは合成繊維。
1着はウエットスートと呼ぶが、日本では1着でもウエットスーツ(複数形)と呼ばれる。
身体に密着する衣服。特にジャージーとショーツが一体となったもの。
長袖、半袖及び袖なし(スリーブレス)がある。
空気抵抗を減らす効果がある。
タイムトライアルなどに使われる。
袖のない短い胴着。肌着および上着がある。肌着は主に冬用で保温または風防のためにジャケットの下に着る。風を通さない薄い繊維が軽量のために使われる。防水仕様もある。
折りたたむとジャケットのポケットに入るものもある。
半ジッパー又は全ジッパーの付いたものもある。
後ポケット又は前ポケットが付いたものもある。
上着は主に夏用でサイクリングベストと呼ばれることがある。冬ベストまたはチョッキともいう。
衣服の上に着て雨を防ぐ着衣。ヘルメットにかぶせる着脱式のずきん(フード)の付いたものもある。前傾したときにお尻を覆うように尾(テール)を付けたものもある。
雨着の中の温度を下げるために、複数の通気孔(ベント)を設けたものもある。通気孔から雨が入るもの及び入らないものがある。体温調節のために、わきの下に開閉のできる通気孔を設けたものがある。フリース素材で作ったえりを付けて、前傾時の首からの空気流入を防止したものもある。
前部のファスナーから雨が入らないよう、繊維で覆ったものもある。後ろポケットが付いたものもある。小さく折りたたんで、携帯しやすくしたものもある。
反射テープを付けたものもある。素材および縫製によって、価格は大幅に異なる。
防水および汗の水蒸気の通気のできるゴアテックスなどの素材は高価である。塩化ビニル製は安価であるが湿気がこもる。
両袖を広げた形がT字形になるところから、
丸首で半袖のシャツ。男性用および女性用がある。材質は木綿またはポリエステルなど。
ティーシャツと書くこともある。
街乗り及びオフロードなどで着用することがある。
肌に直接付ける衣服(肌着)または上着の下に着る衣服。
アンダーウエアともいう。冬などに着用する。
男性用および女性用がある。ブラジャーも一種の下着。
上半身に着用するものは、長袖、半袖および袖なしがある。
下半身に着用するものは、アンダーショーツおよびブリーフなどがある。
下着の上そして上着の下に着る衣服。冬などに保温のために着用する。フリースなどの素材が使われる。男性用および女性用がある。ミッドレイヤーともいう。
下半身にはく衣服で、股から下は左右に分かれている。股下の長さによって、長ズボン及び短ズボンがある。
米国ではパンツという。英国ではパンツはズボン下のこと。フランス語のjuponが語源であるという説がある。
材質は、ポリエステル、アクリル、ナイロン、アラミド、麻など及びこれらの混紡。自転車通勤および自転車旅行などに使われる。
股下のない腰から下の男性用の着衣。
トライアスロン用のブリーフは、トライブリーフと言う。
女性用はパンティと言う。
概要
自転車に乗るときに着用するジーンズ。街乗り及び通勤などに使われる。
バイシクルジーンズとも言う。ジーンズはジーンの複数形。
仕様
(1) ペダルこぎの運動に適応できるように、伸縮性の織りとした形もある。
(2) 雨が降ったときのために、撥水加工をしたものがある。
(3) 股の縫い目がサドルで会陰を圧迫しないよう、縫い目はオフセットさせている。
(4) ポケットは4箇所以上。前ポケットは一般のジーンズよりも深くしている。
(5) チェーンなどと接触しないよう足首を絞るために、足首ストラップの付いた形もある。
(6) 小型のU錠を入れるポケット又はバンドを付けた形がある。
(7) 右足の内側に反射ストリップを付け、ズボン先を裏返すと見えるようにした形がある(上左図の赤矢印)。
(8) 前傾の乗車姿勢に適応できるように、ウエストは前方よりも後方が上がっている(右端図は一般のジーンズで背中の肌が露出している)。
概要
腰から下を覆う、主に女性用の筒状の衣服。
買物および通勤などに使う。
サイクリングスカートとも言い、一般に長さは短い。
夏に涼しいことがある。
下にタイツやショーツなどを着用することもある。
仕様
(1) ペダリングの足の動きがし易いように、サイドフラップの付いた形がある。
(2) ヒップポケットなどのポケットが付いた形がある。
素材
ポリエステル、木綿、スパンデックス及びこれらのの混紡など。
ひざ下で裾口を絞った半ズボン。夏などに着用する。
ロードバイク及びマウンテンバイクなどの娯楽乗車(リクリエーションライディング)などに使われる。
男性用及び女性用がある。
伸縮性のウエストバンドが付いている。
前方より後方は高くしたウエストバンドもある。
後ポケット及び前ポケットの付いた形もある。
サイズは各種ある。材質は通気性のナイロン又はポリエステルなど。
ニッカーボッカーともいう。
袖(スリーブ)がなく幅広の肩ストラップが付いて前開口のない身体に密着する女性用の上着。
タンク(室内プール)で着用した水着のトップ(上半部)に似るところからの名称。
伸縮性の織りをしたものもある。
ブラを内蔵した形もある。
バックポケットの付いた形もある。
材質は綿(コットン)、ナイロン及びポリエステルなど。
女性用の体に密着する腰から上の着衣。ブラを兼ねたものが多い。Tバックが多い。
伸縮性があり、水の抵抗が少なく、かつ吸汗放汗性の繊維またはその組合せが使われる。トライアスロンなどに着用される。
トライアスロンの走りなどでクロップトップの下に着用するブラジャー。胸部が揺れて走りの障害にならないようしっかりと保持し、かつ呼吸が楽にできるものでなければならない。
クロップトップを兼ねたものもある。試着室で試着する場合は、その位置で上下に動く走る動作をして、装着性を確認する。
トライアスロンにおいて上着として着用することのあるブリーフ。男性用および女性用がある。
ブリーフは腰から下の着衣で股下のないもの。
股下のない腰から下の女性用の着衣。男性用はブリーフと言う。
フラノ地などを用いた背広型のスポーティーなジャケット。
ポケットはパッチポケットの形もある。
3(スリー)ボタンが多い。
素材はナイロン、ポリエステル、羊毛(ウール)又はポリエステルと綿の混紡など。
防寒・雨よけ及びファッションなどのため、外出の時に普通の衣服の上に着る長い外套。
男性用及び女性用がある。
ボタンでとめる形及びジッパーでとめる形などがある。
袖は長袖(ロングスリーブ)となっている。
レインコート及びトレンチコートなどがある。
トレンチコートはベルトが付いている。
ビブの付いたニッカー。
ニッカーは、ひざ下で裾口を絞った半ズボン。
男性用及び女性用がある。
道路走行中に自動車の運転手に視認されやすくするためのベスト。
反射素材で作られている。
メッシュのものもある。
上半身の前部(胸及び腹)などを衝撃及び傷害などから防護するための着衣。
アーマーは鎧(よろい)及び防護具のこと。
詰物を入れた硬い殻(ハードシェル)を付けた形がある。
危険なマウンテンバイク競技などで着用することがある。
カナダのフットヒルズメディカルセンターの外傷外科医は、街のサイクリスト及びマウンテンバイカーは安全具としてヘルメットの他にボディアーマーを考えるべきだと言う。
傷害の約半数は胸及び腹に起きているという。
同センターの調査では、頭の障害が67%、手足の傷害が38%、胸の障害が34%そして腹の障害が10%。
傷害を受けた、マウンテンバイカーの平均年齢は28才そして街のサイクリストの平均年齢は43才。
自転車に乗るときに着用するスーツ。
男性用及び女性用がある。
一般のスーツは、男子服では背広の上下、またはチョッキを加えたひとそろい、
婦人服ではスカートと上着、または共布のブラウスを加えたひとそろい。
職種にもよるが、自転車通勤及び商用に自転車で行く場合などに着る。
ペダル漕ぎの動きに対応できるよう、伸縮性の織りとしたズボンもある。
襟及びズボンの裾の裏側に反射テープを付けてあり、自転車に乗るときにはめくって見えるようにした形がある(図の赤矢印)。
袖のない肩掛けマント。男性用、女性用及び男女供用がある。
フードの付いた形及び付いていない形がある。
縦長の反射テープを付けた形がある。
防雨のために着用するものは、レインケープと言う。
自転車に乗るときに着用するドレス。
ドレスは婦人・女児用のワンピース形式の外衣。
ロングドレス及びショートドレスがある。
一般のドレスと大差はない。
自転車の絵柄を入れたサイクルドレスがある。
自転車に乗るときに交通安全のために着用する高可視性のハーネス。
ハーネスは安全ベルトの一種。
LEDランプを付けた形もある。
ベスト形のハーネスがある。
防寒のために、腕にはめる円筒状の着衣。
冬に半袖のジャージーを着用する時、腕の保温に使う。
伸縮性織りの繊維で作られている。
シームレス及びシームがある。内面にフリースをつけたものもある。
メーカーによっては、XS、S、M及びLなどのサイズがある。
防寒のため及び保温のために脚部(股下から足首まで)にはく着衣。伸縮性がある。密着するものが保温効果が大きい。
はきやすいよう下部にジッパーの付いたものもある。
- 種類
乗車時に使うロード用およびオフロード用並びに保全および整備の作業のときに付ける作業用がある。グローブとも呼ばれる。
乗車用は、手の甲の日焼け防止またはオフロードを走る時の手の衝撃緩和に役立つ。交通安全上は良く目立つ明るい色が望ましい。
-
全指手袋
全指(フルフィンガー又はロングフィンガーとも言う)は指の先まで覆われており、防寒並びにオフロードでの木の枝および万一の転倒や衝突に対する手の保護に向いている。
-
半指手袋
半指(ハーフフィンガー又はショートフィンガーとも言う)は指の関節から先は無く、夏季のロードでの使用に向いている。
ロード競技用の手袋の材質としては、薄い羊の革などが使われる。
- 冬用手袋
冬用の手袋は風が通らない外皮を使い、かつ防寒の詰物が入っている。冬用の手袋としてロブスター手袋が使われることもある。
-
ロブスター手袋
放熱表面積を減らすために、3本指とした冬用の手袋(右写真)。親指が1袋、人指し指及び中指が1袋そして薬指及び小指が1袋となっている。
中には、親指が1袋は変わらないが人指し指が1袋そして中指、薬指及び小指が1袋になっている形もある。
- ダウンヒル手袋
ダウンヒルにおいて、地面からハンドル伝わる衝撃から手を保護し、かつ切り傷を受けないように保護するために着用する手袋。
衝撃緩和のための詰め物および関節カバーが付いている。
靴をはくときなどに、足に直接つける衣料。
短い靴下はソックスという。
ソックスはソックの複数形。
夏用及び冬用などがある。
婦人用のひざ上、太ももまでの長さの薄い靴下はストッキングと言う。
自転車の模様を付けた靴下がある。
オフロード走行において、衝撃および切り傷からひじを保護するための防護具。肘および前腕を同時に保護する形もある。丘下り(ダウンヒル)などに使われる。エルボガードともいう。
オフロード走行において、衝撃および切り傷から膝および向うずねの上部を保護するための防護具。ひざ・すねガードとも呼ばれる。
丘下り(ダウンヒル)などに使われる。
マウンテンバイクによる丘下り及びBMXなどにおいて、足首(くるぶし)をクランクなどから保護するおおい。
くるぶしをおおう詰物の入った合成樹脂製などのキャップが付いている。
トライアスロンの水泳においてかぶる帽子および走り(ラン)においてかぶることのある帽子がある。水泳用帽子は水の抵抗を減らすため及び防寒のためにかぶる。走り用帽子は日光を避けるためにかぶる。
縁なし帽子。スカルは頭蓋骨そしてキャップは帽子。ヘルメットの下にかぶる帽子およびトライアスロンの水泳でかぶる帽子がある。
ヘルメット帽子 : ヘルメット下にかぶり夏は日光の遮蔽および汗の吸収発散の役目をする。冬は保温の役目をする。
水泳帽子 : 水泳でかぶり、水の抵抗を減らすため及び防寒のための役目をする。
防寒のために頭および首を覆うずきん(頭巾)。顔の覆わない部分で分類すると、(A)両眼は覆わない、(B)両眼と鼻は覆わない及び(C)両眼、鼻と口は覆わない、の3種類がある。自転車用には、目・鼻・口を覆わないものが適当。
素材は羊毛、木綿、絹、ナイロン、ポリエステル、アクリルおよびポリウレタン並びにこれらの混紡など。多くは伸縮性のある織り方をしている。外皮と内皮の二層構成として、外皮は防風・防水の素材そして内皮は保温性の素材を使っているものもある。
語源はウクライナにあるBalaklavaという地名から由来している。
絞り染めまたは更紗(サラサ)模様を染め抜いた木綿の布。
ハンカチーフ(ハンカチ)として用いたり、首に巻いたり、頭を覆ったりする、スカーフのように用いたりする。
日光を遮蔽するため又はファッションとして女性などが自転車に乗るときに使用することがある。
バンダナに似せた帽子。
バンダナキャップとも言う。
頂部に引き綱が付いていて、開口の大きさを調節できる帽子。
開口の大きさで換気の程度が変わる。
ネックウォーマーとして使うこともできる。
材質はメリノウールなど。
通勤などで長ズボンをはいて自転車に乗るとき、ズボンの裾がチェーンに触れて汚れないように裾に巻くバンド。
幅は細いものから太いものまである。マジックテープで止めるものが多い。
材質は繊維および金属がある。反射テープが付いたものもある。
自転車通勤などにおいて、ワイシャツを持ち運ぶときに、しわがよらないように入れておくケース。
材質は硬質プラスチックなど。
自転車の色とカラーマッチ(色あわせ)又はカラーコーディネートした衣服がある。
長袖ジャケットなどの袖口に付けたループ(環)又は袖口に設けた親指穴。
親指を入れることによって、袖口がまくれないようにする。
親指穴に親指を入れると袖口が手を覆い防寒の役目をする形がある。
ループの形状、大きさ及び位置はメーカーによって異なる。
衣服の汚れを防ぐため、胸、胸からひざ、または腰から下を覆う洋風の前掛け。
英語ではエイプロンという。
ワークショップの人が着用するエプロンはワークショップエプロン及びショップエプロンと言う。
上ポケット及び下ポケットの付いた形がある。
ポケットには工具などを仮に入れる。
クイックリリースバックルの付いた形がある。
汚れの目立たない色が多い。
素材は木綿及び皮など。
防寒又は装飾のために、首に巻いたり、頭を覆ったりする、方形の薄手の布。
首に巻くものは襟巻き又はネックスカーフとも言う。
材質は、ポリエステル繊維、絹および羊毛など。
視認性を良くするために、反射繊維を織り込んで全体を反射性にしたものがある。
自転車に乗るときに着用するスカーフは、サイクリングスカーフと言うこともある。街乗りおよび通勤などに使用する。
自転車に乗る人が着るファッション性のあるサイクル衣服またはファッション。男性用及び女性用がある。
女性ファッションはもともと多様性があるので、女性サイクルファッションも多様性がある。春夏秋冬によって異なる。自転車走行に適応した実用的なものからファッション性の高いものまで幅は広い。
自転車の色などと調和させたものもある。
買物、通勤、サイクリング、旅行及び競技などの目的によって異なることもある。
サイクルファッション。
自転車を模した首飾り。
首に掛けるための小さいくさりが付いている。
スポークを省略した形がある。
自転車に対する愛を表わしたネックレスであるというメーカーがある。
ジャージーなどの背中下部(腰部)に付けたポケット。
ポケットの数は、1袋、2袋および3袋(トリプルポケット)がある。
1袋のみジッパーが付いた形もある。
ジッパーの付いた形(ジッパーポケット、ジップポケット)もある。
外側のポケットは上部を斜めにして乗車中に手を入れやすくした形がある。乗車中のポケットの位置決めをするために、ジャージー背面下部を長くしている形が多い。
リアポケットまたはバックポケットと呼ばれることもある。ポケットに入れる物の一例は、ミニ空気入れ、予備チューブ、食べ物及びお金など。
後ポケットとも言う。
ズボン、サイクリングジーンズ、ショーツ及びスカートなどのしり(ヒップ)に付けたポケット。
左右一対のポケットが多い。
ポケットは、衣服に縫いつけた袋状の小さな物入れ。
衣服の脇のポケット。
スカートのサイドポケットもある。
手をふいたり、装飾に用いたりする小形の四角い布。材質は木綿・麻・絹など。自転車の模様を刺繍(ししゅう)をしたものもある。ハンカチーフとも言う。
金銭を入れて持ち歩く革や布などで作った袋。自転車の模様の付いた形がある。
首またはシャツなどの襟もとに巻いて正面で結ぶ細い帯状の飾りの布。自転車の模様の付いた形がある。
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